Wolfgang Tillmans (ヴォルフガング・ティルマン)

現代美術界で重要な賞の一つである「ターナー賞」を2000年に受賞したドイツ人フォトグラファー、Wolfgang Tillmans (ヴォルフガング・ティルマン)

活動初期はベルリンやロンドン、ニューヨークを拠点に80年台のクラブシーンやユースカルチャーと密接に関わり、その空気感をカメラに収め、『i-D』や『PURPLE』や『THE FACE』などのカルチャー誌にて作品を発表し、注目を集めた。

まるで10代の少年少女がベッドルームを飾るように、大小様々なサイズの写真を、額縁を用いずに直接飾るインスタレーションは彼のトレードマークとなっている。

初期の作風に留まらず、ペットショップボーイズの『Home and Dry』のジャケットや2010年代の名盤として語られるフランクオーシャンのアルバム『Blonde』のジャケットも手掛けている。

そして彼自身も『fragile』というテクノバンドを結成し熱心に活動していたり、音楽に密接に関わりのあるアーティストだと言える。

音楽のシーン以外にも20世紀のテクノロジーの結晶といわれた”調和/協調”を意味する超音速旅客機”コンコルド”のフォトやイギリスの作家オリビアラングの小説”クルード”の表紙にも使われた『アストロ・クラスト』も有名である。

そんな彼の作品には政治的な内容を多く含んだ示唆に富んでいるものが多い。彼自身がゲイであることを公言しており、セクシャルマイノリティである自身の視点でクラブシーンの多くを切り取っている。また活動の中で、ロンドンやベルリンなどを拠点にしていた事からイギリスのEU離脱に対して反対のキャンペーンを起こし、直接的に政治に関わる姿勢を見せている。

そんなWolfgang Tillmansの新作アートブックが入荷致しました。

本書は2022年9月から2023年1月にかけて「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」で開催された展覧会に伴い刊行、その後も2024年まで各地を巡回する予定です。写真、インスタレーション、印刷メディア、映像作品などを網羅しており、作者の40年にわたるキャリアを知る上で最も包括的な1冊になっています。また豪華な執筆陣が、作者の多面的な活動を紹介する多様なエッセイを書き下ろしているほか、作者自身によって著された新しいテキストでは、写真表現における独特の方法論が明らかにされています。

彼の洗練されたフォトやインスタレーションがまとめられた本書を是非店頭でご覧くださいませ。

ハードカバー
320ページ
245x310mm

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