ボウイはツアーを演劇ショーとして構想していました。
「ロックスターVSリアリティ」をテーマに2幕で構成し80年代の集大成とされるボウイ最大スケールのエンターテイメントツアーが”THE GLASS SPIDER TOUR”である。
当時は大げさな演出で評価は低かったがボウイは1991年にこのツアーがのちに成功した他のアーティストによる演劇ツアーの基礎を築いたと述べています。
2010年には史上最高のコンサートデザインの1つに選ばれました。
出典:warner music japan inc
その時々の最先端のアーティストを揃え演出したりと時代の一歩先を掴むボウイのセンスは本当に鋭い。
このツアー参加アーティストはギタリストにピーターフランプトン、振り付けに長年のボウイのコラボレーター、トニーバジルが参加しています。
この当時MTVでブレイクしたチャーリー・セクストンが後半ゲストで参加しザ・ストゥージズの”I WANNA BE YOUR DOG”とヴェルヴェット・アンダーグラウンドの”WHITE LIGHT/WHITE HEAT”をプレイしMTV時代の流行も取り入れたセンスも絶妙でした。
残念ながらセットが巨大なため来日は見送られましたがデヴィッド・ボウイ大回顧展「DAVID BOWIE is」で大きなスクリーンルームにて映像が流されていましたので、良質なサウンドシステムで体験された方も多いかと思います。
今回はその87年作「NEVER LET ME DOWN」リリース後のTHE GLASS SPIDER TOURの大変貴重なTシャツの復刻版が入荷しました。
オリジナル版は定価では絶対入手できないので是非この機会にチェックしてみて下さい。