“いま勢いに乗るブランド【AVALONE】を紐解く!”

世界に羽ばたくメイド・イン・ブランドAVALONE(アヴァロン)
先日、東京・渋谷ヒカリエにてインスタレーション形式で行なわれた2016-17秋冬コレクションでは圧巻のパフォーマンスを披露し会場を湧かせた。

オーケストラをバックにデスメタルにインスピレーションを受けたコレクションはブランドを象徴するものとなった。

[AVALONEの由縁となったものとは?]

アヴァロンとは、二つの意味を持つ。一つはアワビ(Abalone)からで、見た目はグロテスクだけど高級品としてされている、ギャップを感じさせる世界観の部分と、中世ヨーロッパを舞台とした騎士の物語「アーサー王物語」の舞台となった楽園「アヴァロン島」(Avalon)である。2001年の押井守による映画もそれが元になっている。

しかし、そこは戦いに疲れ果てたアーサー王が安住の地として流れ着いた島とされている。

諸説あるのだが、妖精の世界や冥界ともされている。そういった神話の明と暗を紐解き、後者である暗の部分を切り取ってブランドネームは付けられた。サタニズムの解釈をもって…。

[アヴァロンの裏側、サタニズムとは?]

神話というと、ギリシャ神話や北欧神話、エジプト神話などが有名である。それを基づき世界観を取り入れるのが、取り分けブラックメタルであったりデスメタルといったジャンルである。

神話の多くには戦いが描かれ、そこには正義と悪がはっきりとした見解で物語が語られている。上述のジャンルにおいては悪を正義とする思想主義を掲げ、果ては悪魔崇拝=サタニズムに行き着くのである。

そういった裏の部分を真実をもってブランドのマインドへと投影したのである。

[ブランドの魅力は、製造にもあり!]

このブランドの良さはコンセプト、スタンス、デザインだけでは無く、ストイックなまでにこだわる生地選びにもある。

独自開発の素材を積極的に用いたり、超音波で空けるパンチングなど革新的な試みで、他にない素材、手法を取り込み、ジャパンクオリティーを具現化している。

[ハイクオリティーとサブカルチャーが生み出す化学反応]

新素材で作るブランドのアイテムには、パターンのこだわりが随所に見られる。クラシックテーラーリングで技術を積んだデザイナーだからこそなし得る術である。ストリートからインスピレーションを受けたアイテムでもパターンにより、ラグジュアリーな感じで品を与える。
そこに影響を受けた、スケートやアート、タトゥー、パンク、メタルミュージックなどのカルチャーエッセンスが肉付けされ、ようやくブランドのスタイルが完成される。

[異色の経歴でも成功を掴める]

いまの時代、肩書きは関係なく、感性を備えていれば成功を呼ぶ。
デザイナーの三浦 進氏はMetallicaなどのスラッシュメタルにハマり、音楽を掘り下げ、パンクミュージックに心酔した。

マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドといったロンドンパンクに精通するカルチャーを知り、アレキサンダー・マックイーンのコレクションに衝撃を受け、パンクとファッションの結びつきを感じた。

学生時代には古着でリメイクを始めた。それがデザイナーの原点だったのかもしれない。それからメタルバンドとしてミュージシャンを志し、彫師としてもスキルを磨いた。ファッション学校で勉強した訳でもなく、有名ブランドで学んだ訳でもない。ただ、それまでの自身が追いかけた好きなものが感性を育たせた。

それから人一倍、独学で技術を学び、自身の背景であるサブカルチャーが織り成す世界観でAVALONEの名を世に知らしめた。

[今後の展開に更に期待が高まる]

2013年に設立して僅か3年ながらも、TOKYO FASHION AWARDにてノミネートされ、パリでのエキシビジョンや東京でのコレクションを見事やり遂とげた。Marilyn Mansonのアートワークを手掛けたHassan Rahimとのコラボレーションも実に斬新で話題を呼んだ。

そんな破竹な勢いで人気票を獲得しているAVALONEは今後更なる躍進が期待されている目が離せないブランドである。

最新アイテムも絶賛取り扱い中なので、ぜひご注目頂きたい!

アイテム詳細はコチラより。

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