トレント・レズナーが影響を受けたCOIL
COIL(コイル)は1982年にジョンバランスによって設立されたUKの実験音楽集団。ジョンがサイキックTVに所属していたときに構想されたプロジェクトである。
先駆的なインダストリアル ・グループである。
スロッビング・グリッスルの元メンバーでありUKのデザイングループ・ヒプノシス(ピンク・フロイド、レッドツェッペリン、T-REXなど数々のアルバムアートを手掛けている)のメンバーでもあるピーター・クリストファーソンが加わる。
1984年にファーストEP「HOW TO DESTROY ANGELS」を発表するこのタイトルはのちにナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーがアッティカス・ロスと妻マリクィーン・マンディグと結成したバンド名になっておりレズナーのレコードレーベルNOTHINGからCOILのアルバムをリリースしナイン・インチ・ネイルズのFIXEDのリミックスやRECOILEDなどもコイルを崇拝しているレズナーがリクエストして実現している。
1985年には知人であるクライヴ・パーカーによる小説「ヘルバウンド・ハート」に基づく映画ヘルレイザーのサウンドトラックの作業を開始したが制作会社から予算オーバーのためNGになりのちにコイルの没スコアはアルバムとして発表された。またデレクジャーマンの映画のサントラ「エンジェリック・カンヴァセーション」を発表し映画「BLUEブルー」にも参加している。
ウィリアム・バロウズやアレイスター・クロウリーなどに影響を受けたコイルはインダストリアル 、ノイズアンビエント以外にドローン、ネオフォークやミニマリズムなど色々な音楽をクリエイティヴな方法で作品を残し、進化をとげた偉大なアートロックバンドである。
今回1999年リリースのキャリア重要作品にしてエクスペリメンタルの傑作がリマスタリング・アナログ化された”MUSICK TO PLAY IN THE DARK”の発売を記念に制作されたオフィシャルアイテムが入荷しました。
伝説的なアーティストコイル(COIL)のアートな世界を体験してみてはいかがでしょうか?