【「MONOCHROME SS18」最新コレクションのテーマとなった建築家”ザハ・ハディッド”】
SPRING SUMMER 2018 from MonochromeLDN on Vimeo.
デザイナーAnya Kamarekがロンドンを拠点に展開するブランド「MONOCHROME」の今季コレクションテーマとしているのが世界的に著名な建築家”ザハ・ハディッド”(1950/10/31-2016/3/31)。(コレクションテーマ詳細はコチラより。)
これまで彼女は直線的なデザインと緩やかな曲線美で観る者を圧倒する脱構築を掲げ、現代建築の先駆けとして様々な施設の建設に携わってきた。
数年前、2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計者として名が挙ったが、コスト面で折り合いがつかず白紙撤回によりそれは実現しなかった事柄でも大きな話題となった。その後、残念ながら2016年に65歳という若さでこの世を去り、世界中が深い悲しみに包まれた。
その想いを抱きデザインに反映させたMONOCHROMEのSS18コレクションはまさに脱構築を考えた素晴らしい出来映えとなっている。(SS18コレクションの詳細はコチラより。)
ブランドは見た目のデザインだけには留まらず、さらにイメージを徹底すべく、キャンペーンフィルムでは彼女が設計した建築「アクアティクス・センター」(ロンドン)を舞台に撮影を行なっている。この施設は2012年のロンドンオリンピック/ロンドンパラリンピックのために建設されたもので、屋内の競泳競技用として使用された施設である。
外観はなだらかなアーチを描いた屋根に、多くの光りを取り込むためのガラス窓、近未来をイメージさすコンクリート打ちっ放しの外壁と柵など、あたかもSF映画に出てきそうなフォルムとなっている。さらに内観にもこだわり、無機質かつスタイリッシュなデザインで最小限に最大限の技術を巧みに輝かせている。
こういった魅力的な部分をブランドは全体的なイメージに取り込み、とりわけデザインへとプローチさせた唯一無二なミニマルモードウェアとして高感度に発信している。またその他にもザハ・ハディッドは世界中に素晴らしい作品を残しているのでぜひ個々に調べてもらいたい。ファッションも建築同様に着こなしを設計することでその人にしか出せない個性を構築することが出来る。そういったプロセスも踏まえ、いま一度MONOCHROMEの新作をチェックしていただきたい。ブランドが掲げる”フューチャリスティック・テーラリング”(近未来の仕立て)のマインドはファッション界においての脱構築を捉えている。
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