HELM “AXIS” 限定400枚 BONE WHITE盤LP 販売開始
Genesis P-Orridge(PSYCHIC TV)やCoil、IceageやCOLD CAVEなど実験音楽やエレクトロニック、前衛音楽やアンダーグラウンドポップに特化した、LAに拠点を置くレーベルDais Records。
そんな名門Dais Recordsよりこれまでに精力的に活動を行なってきたサウンドクリエイターHELMがリリースした新作”Axis”。
実験的でインダストリアルなサウンドを模索し続けてきた彼にとって原点への回帰だと言う本作は、より原始的な手法でのノイズサンプリングにギターやヴァイオリン、チェロなどのゲスト参加も加えHELMの直感的な音楽性から創り出された、生々しさや臨場感に溢れる作品となっている。
”Moskito”のミュージックビデオには、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラやロンドンのICAギャラリーでのパフォーマンスでコラボレートしたヴィジュアルアーティストTatsuya Fujimotoが手がけており、HELMが生み出す有機質と無機質が融合したサウンドとマッチした作品となっている。
FRAGILEでは、”Axis”の400枚の限定生産のBone White盤バージョンのVinylの入荷に合わせて、アートワークをあしらったTシャツも入荷しております。
HELM
HELMことLuke Youngerはロンドンを拠点とするサウンドクリエイター。アコースティックと電子音と現実世界の関係性を探りつづけ、これまでに5作のアルバムと3作のEPを、自身のレーベルAlterの他にもはじめGraham Lambkin主催のKYEやPAN、Dais Recordsよりリリースしている。
カセットテープサウンドや無機質なドローン、金属の共鳴音やアナログシンセなど、様々な要素を幅広く取り入れたそのサウンドはアルバムごとに表情を変え続ける。IceageやGodspeed You Black Emperor、Oneohtrix Point Neverといった幅広いアーティストの共演など、ヨーロッパやアジアから北アフリカなどで定期的にパフォーマンスを続け、NTS Radioでは2016年より”After Dark”のレジデントDJを務めている。
ヴィジュアルアーティストたちともコラボレーションしており、ロンドンの美術館Tate ModernのThe Tanksセクションのオープニングイベントでは映像作家Charles Atlasの”Charles Atlas and Collaborators”の一環でパフォーマンスをし、続けてNYCのLuhring Augustineギャラリーで行われた2015年のAtlasの個展”The Waning Of Justice”ではHelmの同年のアルバム”Olympic Mess”がサンプリングされた。
翌年にはThe Tanksでの現代芸術家Tarek Atouiの”The Reverse Collection”でも独自の楽器装置を使用したアンサンブルで共演したのに続き、ポーランドで開催されたUnsound Festivalの”Inner Space: Siberia”プロジェクトでMoa PillarとEmbassy For The Displacedと共演。”Inner Space: Siberia”はモスクワで録音されたオーディオとウラル山脈とノヴォシビルスクで撮影された映像でシベリアの風景を探求するというロケーションベースの映像と音響の融合プロジェクトで、ウラジオストク・フィルム・フェスティバルにてプレミア上映されている。
2019年には”Chemimcal Flowers”のリリースに伴いロンドンのCaffe OTOにてJG Thirlwell、Apartment HouseやValerio Tricoliとイベントを行い、Blanck MassとのUSツアーを行った。