【誰よりもストリートを愛した芸術人 Barry Mcgee (バリー・マッギー)】
出典:https://jp.rvca.com/
Barry Mcgee (バリー・マッギー)
彼もまたストリート・アートに魅了され世界的に成功を収めたアーティストの一人として知られる人物であります。
1966年サンフランシスコで生まれ、青年期の頃に閉鎖的な想いと疎外感を感じ、自分を表現するためにストリートという自由が広がる地へと”自己を刻み”に旅立ちました。
TWISTという名でタギングを始め(他にもRay LongやLydia Fong、Bernon Vernonなど様々なネームが存在する)、徐々にその名の噂は広がりました。
元々、アートが盛んな街でもあり様々なアートが点在する中で、彼の絵はひと際人々を魅了するものでありました。
かくして、知名度が高まって来た頃、ギャラリーを運営しているオーナーから声がかかり、ギャラリー展示の契約を見事獲得しました。
V出典:https://www.cobosocial.com・ Barry McGee’s solo exhibition “The Other Side” at Perrotin Hong Kong, 2019 Photo: Ringo Cheung. © Barry McGee
ストリートから一流のアーティストとして認められ、ギャラリー契約を結ぶことは大変な快挙であり、その事柄もあり、彼はストリートアートの道を切り拓いた重要人物の一人として、いまや欠かせない重鎮中の重鎮となりました。
その後、小さなギャラリーから大きなギャラリーで個展を開催するまで大きな存在となったバリーですが、その道のりは決して平坦なものではなく苦労の連続でありました。
お金のない日々を過ごしていたのはもちろんのこと、売れない頃から共にアーティストとして寄り添ってきた妻のマーガレット・キルガレンを34歳という若さで癌で亡くしました。それは娘アーシャ・マッギーが生まれて2週間後の出来事でした。悲しみに打ち拉がれる中、彼は必至にそれを乗り越えようと、そして妻が残した忘れ形見である娘のため、ひたすら作品に没頭して己を表現し続けました。
そこにはストリート出身である多くの仲間達(アーティスト)が彼を支え励ましたのであります。今は新たなパートナーに出会い再び前へと進み始めたバリーは、RVCAのサポートや多くのスポンサー企業からも常に声がかかるほど強い影響力を放っています。
彼の作風はどこか気の抜けた感じでありますが、それはストリートが抱える不安を表現したものであります。彼はそれをアートで表現することで逆転の発想のごとく明るいイメージへと移し替え、彼なりの“ストリート”に対する恩義として気持ちを表しています。
いまでも彼は一人でも多くの人々にBarry Mcgeeという等身大を知ってもらうため、”アート”という世界を全うしています。
近日、RVCAとのコラボレーションアイテムが当店にて入荷予定となっております。そちらもたっぷりと彼の世界観が堪能出来るアイテムとなっていますので、ぜひご注目下さい!
商品入荷しました!商品紹介ページは下記よりご覧下さいませ。
https://fragile-osaka.com/blog/brands/rvca-x-barry-mcgee-spring-2017/
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