【AUDIOSALVE (オーディオスレイヴ) 一夜限りの復活!?】
先日、1月20日(日本時間21日)にアメリカ第45代大統領としてドナルド・トランプが就任しました。…が、しかし周知の通り、それに反対する声も多く、歌手のマドンナや女優のスカーレット・ヨハンソンを始め、たくさんの著名人らを筆頭に約50万人規模での抗議集会も開かれるなどして物議を醸し出しています。
就任演説が行なわれた同日にはロサンゼルス・テラグラム・ボールルームにて反トランプ就任ライブが行なわれ多くの観衆を集めました。
このライブを主催したのは、RAGE AGAINST THE MACHINE (レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)のメンバーであるトム・モレロ、ティム・コマーフォード、ブラッド・ウィルクの3名と、PUBLIC ENEMYのチャック・DとDJロード、CYPRESS HILLのB-リアルからなるプロジェクトPROPHETS OF RAGE(プロフェッツ・オブ・レイジ)で、彼らはスペシャルライブとしてAUDIOSLAVEの再結成ライブを行いました。
AUDIOSLAVEは、レイジ解散後、上述のメンバー3名と元SOUNDGARDENのヴォーカリストとして知られていたクリス・コーネル(後にバンドは再結成して復帰した)を加えた4名で結成されたスーパーグループとなり、約6年間にわたりオルタナティブ・ロックの歴史にその名を刻み込みました。
レイジ再結成に伴い、クリスの脱退でバンドは空中分解した形となり終止符を打ったかと思われた中、今回こういった事態を迎え、約11年ぶりに世間を賑わせたスーパーグループが復帰を果たしました。
尚、以後のライブは現在のところ発表されていないので、今回の一夜限りのスペシャルライブになった可能性も示唆されています。
いまから20年前のビル・クリントン大統領就任の際にもレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンでデモライブを行なったことは多くの人達の記憶に焼き付いています。
メンバーのトム・モレロはNMEのインタビューで以下の様に語っています。
「このアンチ就任ライヴは抵抗を祝福するものなんだ。人種差別への抵抗。性差別への抵抗。同性愛者蔑視への抵抗。いじめへの抵抗。環境破壊への抵抗。ファシズムへの抵抗。ドナルド・トランプへの抵抗。『今』行動しなければ、『今』反撃しなければ、ものすごいディストピアの悪夢が始まってしまう。僕らはこの国中に『ノー・トランプ・ゾーン』を生み出そうとしてるんだ。家の中や、学校、職場、そして、コンサートのステージの上。醜悪な大統領は素晴らしい音楽を生み出す。声を上げる僕らに加わってくれ。そして、僕らの権利を、僕らの国を、僕らの星を守るために、一緒に立ち上がってくれ」
[ウェブストア]
当店では、AUDIOSLAVEの貴重な当時のオフィシャルTシャツを販売しています。彼らの意見に同調する方はぜひ救援の一手としていかがでしょうか?
これを機にオリジナルのRAGE AGAINST THE MACHINEの再始動も期待が高まるところですね!
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