令和6年能登半島地震の影響により休場となっていた金沢21世紀美術館が、6月下旬に全面再開。
同館は現在、交流(無料)ゾーンの一部を開放し営業を再開しています。
デジタルテクノロジーと人間の関係から生まれる新たな可能性とそれを変容させるアートの力
2023年10月より開催していた「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット)―次のインターフェースへ」は、2024年3月までの開催を予定していましたが、1月1日に発生した能登半島地震で一部の展示室で天井のガラス板が剥落する損傷があり、展示の中止を余儀なくされました。
この状況に対して金沢21世紀美術館は、デジタルの強みを活かした展覧会「DXP2」を、交流ゾーンを中心に展開。
日々更新されるテクノロジーの発達と変化の中で、テクノロジーと私たちの身体や日常のライフ、そして生物すべてを含めた環境との関係も新たに生成されています。この世界ではデジタルはもはや外在的なツールではなく、私たちの隣人であり、パートナーであり、身体の一部です。DXPのメッセージは、アーティストのみならず、衣食住にわたり建築家、デザイナー、科学者、プログラマーなどの多様な視点から発信されています。何名かの作家は、DXP2に対し、新たなバージョンの作品を展示します。
豪華なラインナップとなる今回の展示は無料公開されておりますので、是非チェックしてみてください!
また「DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ―次のインターフェースへ」関連プログラムとして、令和6年能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市の一本杉通りの「復興マルシェ」応援企画を、3月30日(土)・31日(日)に金沢21世紀美術館のプロジェクト工房で開催することが決定致しました!
DXP展出展作家の建築系スタートアップ企業VUILDの木を切削する機械ShopBotを用いて、金沢産の杉集成材をリアルタイム加工しながら、参加して下さるみなさんとスツールをつくり、復興マルシェに届けます。金沢からできるボランティア活動として、みんなでスツールをつくることで支援ができるプログラムとして企画されています。こちらも是非チェックしてみてください!
DXP2(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット2)
会場 金沢21世紀美術館 交流ゾーン
会期 2024年3月2日(土)~2024年3月24日(日)※会期中無休
開場時間 10:00~18:00
お問合せ 金沢21世紀美術館 TEL:076-220-2800
「DXP―次のインターフェースへ」関連プログラム: 被災地のことばをかたちに #2 一本杉通り 復興マルシェに届けるスツールを一緒につくりませんか?
会場:金沢21世紀美術館プロジェクト工房
日時:2024年3月30日(土)、31日(日)10:00〜17:00
料金:無料
参加方法:プロジェクト工房に直接お越しください(事前申込不要)