【アンビエントに揺らめくオーガニックサウンド”OLAibi”(オライビ)】
中国地方最高峰と呼ばれる鳥取西部に位置する1729mの山「大山」(だいせん)に地を降ろし活動するミュージシャン『OLAibi』(オライビ)
ボアダムスのYoshimio率いるガールズバンド「OOIOO」のドラマーとしても活躍していたことでも知られ、その他、太鼓やオルガン、ギター、笛など様々な楽器を用いた一人で演奏するスタイルを軸に全国を飛び回っている。
自然からのインスピレーションと民族的なアプローチでエスニックな世界観を広げ、最小限のエレクトロニクスに自らが奏でる打楽器の心地良いビートでOLAibiワールドへと誘う。
昨年にリリースした5年ぶりとなるソロアルバム『みみはわす』では、大山の広大な自然の中で制作された音が凝縮されている。生活に寄り添う大地の調べを5年の歳月を掛け楽曲として形で表現した。40分一曲で構成された作品は物語として綴られている。
OLAibi5年ぶりのソロアルバム。森に住まいを移し、 自然の中に生きるOLAibiが出した音は、、「脳内旅物語」
時空が揺れる、音の旅。惑わされるか、深い睡眠を誘うか。聴く人の数だけの物語を・・
OLAibiは5年前、東京を離れ森に住まいを移し、 夫と息子との家族3人で森を切り開き小屋を建て生活をし始めた。 何も無いところから作り出していく生活にシフトするため長年ドラマーとして在籍したロックバンドを辞め、 一年間、 音楽との付き合い方を考える。
初めて音楽が鳴らない日々の暮らしに、気持ちが少し伏せていた。
そのとき、 夫と息子は”音楽のお家”を建てることにした。 そこは、 防音もなく鳥の声も草刈りのモーターの音も筒抜け。 だけど、 不思議な静けさと温かさがあった。 思うままに音を鳴らし、 向き合ううちに、 一つの物語を作ろうと考えた。
”聴く物語” 名のない物語。 みみはわす。
この物語の題名だ。 暗闇で耳をはわすと、 聴こえてくる物語。 小さな太鼓、 カセットテープ、 古いミニ鍵盤、 声。 だけ。
・・・・小さい時に行ったディズニーランドで乗った”it’s a small world”は、良くない思い出だった。楽しそうに笑う各国の人形、めくるめく音楽の栄目の融合、子供ながら夢にうなされたくらいだ。
エッシャーは思春期の時代の自分にとって不思議な存在だった。はじめて自分のちっぽけさに不安になっていた時、うちなる自分のツブツブの世界が広がっていった。
そんな、感覚の個人的宇宙空感がいつしか音楽の糧となっていく。
聴く物語”みみはわす” は、 一概に”心地良いリスニングミュージック”とはいえない。 森の光や鳥のさえずり、 自然と調和していたと思ったら、 突如こちらの世界からあちらの世界に引っ張り込まれ、 道しるべを失う。
40分間1曲のみのこの作品は時間を超えた、脳内物語だ。
聴く場所、 聴く度に、 全く違う物語が生まれていく。 無数の、 名のない物語。
そんな自然との調和を大切にするOLAibi出演のライブアートイベント「ART OF NOISE 06」は9/29(土)開催です!只今チケット絶賛発売中となっていますので、詳細は下記リンクよりご参照下さいませ。