Miu Miuの25ssコレクションのフォトや「VICE」や「GQ」、「Playboy」などのカルチャー誌にてフォト作品を発表し続けているアメリカの現代アーティスト”Richard Kern”
アートシーンと密接な関係を持つSonic Youthのアルバム”Evol”のアートワークやMV、Marilyn MansonのMVを手掛けたことで音楽ファンの中にも熱烈なフォロワーを生み出した。
彼は「Cinema of Transgression(シネマ・オブ・トランスグレッション)」というムーブメントを牽引した事でも有名である。
シネマ・オブ・トランスグレッションとは1970年代後半から1980年代中頃にかけて起こったニューヨークのアンダーグラウンドな映像ムーブメントだ。
それらの作品は安価な8ミリカメラで撮られた低予算な物で、フェティッシュで扇情的な映像や写真を使用したブラックユーモアに包まれたものであった。アンダーグラウンドなシーンでありながら、後の映画監督からの支持も厚く、回顧展が行われるほどの影響力を持っている。
ソニック・ユースのキム・ゴードン(Kim Gordon)、アメリカ人歌手であるリディア・ランチ(Lydia Lunch)、アメリカ人アーティストのデイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ(David Wojnarowicz)、「シネマ・オブ・トランスグレッション」を命名したアメリカ人映画監督であるニック・ゼッド(Nick Zedd)」などが登場している。
様々なシーンに多大な影響を与えるRichard Kernの作品集がFRAGILEに到着致しました。
アート界、音楽シーン、性産業の間で活動する作者は、盗撮やポルノの美学と問題に興味を持っており、これらの産業で役割を果たそうとすることで、この分野のイメージメイキングに著しく積極的な視点を持ち、作者の多くの写真の重要な側面は、ポルノの「ルール」を破壊することにある。
作者は、30年以上にわたって、人間の本性の部分における複雑でしばしば暗い側面を解き明かそうと焦点を当ててきた。被写体、写真家、観客の間の心理的空間を主題とする作者は、写真における真実や客観性の不条理を強調しながら、性的表現にまつわる分類法への依存と戯れ、ドライで淡々としたアプローチで表現している。
本作は、35年以上にわたって手がけてきた数々のプロジェクトのなかで撮影された200点以上のポラロイド写真を収録している。
Richard Kernの作品集は、現在FRAGILEにて絶賛発売中です。
アート界、音楽シーン、ファッション界で活躍するRichard Kernの作品集を是非店頭でお楽しみください。