【愛と暴力に溺れたバイオレンスムービー”トゥルー・ロマンス”】
1993年にアメリカで公開され瞬く間に大きな話題となった映画『TRUE ROMANCE』(トゥルー・ロマンス)
出典:True Romance・Tony Scott・Warner Bros. Entertainment Inc.,・Shouchiku Fuji
奇才クエンティン・タランティーノ脚本による真実の愛と暴力を描いたバイオレンス・ラブロマンスムービー。トム・クルーズ主演の大ヒット映画「トップガン」を手掛けたトニー・スコット(兄はリドリー・スコット)監督による作品で、主演は何かと世間を賑わせたお騒がせ俳優のクリスチャン・スレーター。
この作品の凄いところは、主演以外にも豪華な俳優がチョイ役として起用されている。デニス・ホッパーを始め、サミュエル・L・ジャクソン、ブラッド・ピット、ゲイリー・オールドマンなど豪華俳優が脇を固めている。それはタランティーノやトニー・スコットの人望の厚さが窺い知れる。
出典:True Romance・Tony Scott・Warner Bros. Entertainment Inc.,・Shouchiku Fuji
本作はタランティーノの監督処女作「レザボア・ドッグス」に匹敵するほどのバイオレンスな描写で描かれている。クリスチャン・スレーター演じる主人公のクラレンス・ウォーリーはエルヴィス・プレスリーとカンフー映画をこよなく愛する青年で、恋愛においてはまったく冴えない独り身の若者である。そんな彼は毎年、自身の誕生日に映画館に足を運び、自分の好きな映画を観ることが決まりとなっていた。そして、いつもの様に映画鑑賞に浸っていると、ブロンドの女(アラバマ)が現れ、クラレンスの後ろの席に座ろうとした瞬間、彼の方へポップコーンをばら撒いてしまう。しかし、それをきっかけに二人は距離を深め、一夜を共にするが…。実はそれはクラレンスの上司からのサプライズで、ブロンドの女アラバマはコールガールであった。
だが、アラバマはそれが仕事であるという感情を越え、クラレンスに恋心抱いてしまう。その気持ちを苦しくも伝え、その意を受け止めたクラレンスはアラバマと付き合うことにする。それをきっかけにコールガールの仕事を辞める決断をしたアラバマだが、その仕事の元締めは凶悪なギャングが支配する巣窟であった。
そこから抜け出すには一筋縄でいかないと決意したクラレンスは単独でギャングの巣窟へと出向く、しかし、そこで待ち受けていた悲劇が生んだ結末は、二人を愛と増悪へと深めるストーリーへ進展させる。
この作品は互いを愛するゆえに盲目の恋へとひた走ってしまう若者を描いたロードムービーでもある。間違った正義感を抱き、犯罪に手を染めた男女が求める真実の愛は狂おしくもバイオレンスではあるが、なぜか作品を見終わった後は清々しさだけが残るとても印象的な作品である。
同作は現代においても熱狂的なファンにも支持されているカルトムービーである。ぜひいま一度ご覧頂きたいオススメの一作です。
先日、オフィシャルTシャツが入荷致しましたので、重ねてコチラもどうぞ要チェックして下さい!
商品に関するお問い合わせは店舗にて。
FRAGILE (フラジャイル)
〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江2-13-24
TEL:06-6567-9570
FRAGILE公式SNSページ