“メタル界に君臨する鋼鉄を纏いし神”
結成から45年以上にわたりメタル・ミュージックを支えてきた大御所『JUDAS PRIEST』(ジューダス・プリースト)
バンドの花形であるヴォーカリストのロブ・ハルフォードは”メタル・ゴッド”の愛称で知られている
その異名を取るきっかけとなった一枚のアルバムがある。それが1980年にリリースした通算6枚目となるアルバム「BRITISH STEEL」(ブリティッシュ・スティール)である。
2曲目に収録されている曲こそが”Metal Gods”である。人間が機械によって支配される様を描いた物語である。
前作「Killing Machine」ではバンドのイメージであるレザー&スタッズの衣装に、ロブのハーレーダビッドソンでのパフォーマンスが確立された。その流れのまま勢い良く「British Steel」はリリースを伸ばし続け、初のゴールドディスクを獲得した。
同アルバムの制作途中に何者かによってマスターテープが盗難される被害に遭い、再レコーディングを余儀なくされ、過酷を強いられた中での快挙であった。
アルバムリリースの同年8月には伝説のロック・フェスティバルとして語り継がれているイギリス・ドニントンパークでのイベント”モンスター・オブ・ロック”の記念すべき第一回目に出演を果たし、6万人の観衆を大いに沸かせた。
アルバムを通し、ひたすらに硬質に徹底したリフで攻め立てる様はスラッシュ・メタルの礎を築くものとしてヘヴィ・メタルの名盤に輝いた。
いま日本でもメタル・ミュージックが再び注目されている中、同アルバムはバイブルとして聴いておいても損はない一作である。メタルの歴史において彼らは確実に外せない存在なのである。
先日、アルバムリリース年の1980年に敢行されたUSツアーの復刻デザインのTシャツも入荷しましたのでぜひこちらもお見逃しなく!