現代最高峰のアーティスト作品を使用したソニックユースの傑作Tシャツが再入荷!!
音楽と共にファッション、アートなど様々なカルチャーに影響を与え、現代でもジャンルの幅を越え人気を誇るソニックユース。
出典:amass
当店でも根強い人気があり、以前当店でソニックユース POP UPを開催した際は大変ご好評を頂きました。
また、メンバーのゴッドマザーことキムゴードンは2019年ソロアルバムを圧巻の内容で発表し未だ現役であることを世界に示しています。
そんな彼らが1988年に発表した6作目のアルバム、Daydream Nation 『デイドリーム・ネイション』は30年近いキャリアの中で傑作としてあげられることも多い作品です。
2018年、デイドリームネイション30周年を記念しライブ映像の映画上映がアメリカ中で行われ、即sold outになる程本国の人気の高さも伺えます。
それは楽曲の素晴らしさは勿論のこと、そのアルバムジャケットに使用した作品が現代最高峰のアーティスト、「ゲルハルトリヒター」の作品を用いている事も後押ししております。
出典:Gerhard Richter Painting
リヒターはドイツの画家、アーティストであり彼の作品は時として数十億以上の金額で落札されるなど、存命画家作品の最高落札記録を更新し続けていました。(2019年ジェフクーンズが約100億円で存命画家作品落札価格を更新)現在88歳ながらいまだなお、影響を与え続けている巨匠アーティストです。
有名なコレクター話にはエリッククランプトンが所有していたリヒターの作品が約27億円で落札されるなどがあり、現実味がない程の金額で世界のアート市場を動かすのです。
ちなみにこのデイドリームネイションのジャケットに使用されたリヒターのろうそくの絵画作品「kerze(
ケルツェ)」はNYにて約17億円で落札されています。
ジャクソン・ポロック、ルチオ・フォンタナ
に影響を受けたリヒターは、写真を元に精密に模写した絵を「描く」「フォト・ペインティング」「フォト・リアリズム」と呼ばれる技法を初期から使い、「kerze」も写真のようにも見えますが「描いている絵」なのです。
しかし全くそのままの写真のまま描くのでは無く、わざとぼかして描いたり、不穏な空気を足したりなど「写真」と「絵画」の境界線を曖昧にし、表現する彼独自の描き方は見る者に衝撃を与えます。
また、自身が描いた過去の作品をデジタルで画像を引き延ばし、カラーチップを配列した幾何学的な絵画「カラーチャート」、ポロックのような鮮烈な色を組み合わせる「アブストラクト・ペインティング」、スナップ写真の上に油彩やエナメルで描く「オーバー・ペインテッド・フォト」大型のガラスを使った立体作品など様々な手法を使い、常に新たな表現方法を模索してきました。
2011年ドイツにてリヒターの創作過程に密着した映画「GREHARD RICHTER PAINTING」が公開され、今年2020年にはDVDが発売されました。またリヒターの半生をモデルにした新作映画「ある画家の数奇な運命」が、今秋日本で公開予定となっており、更に注目が高まっていますので是非チェックしてみて下さい。
レイモンドぺティボン、リチャードプリンス
マイクケリー、マイクミルズ、ウィリアム・S・バロウズそしてゲルハルト・リヒター。
ざっと挙げるだけで、これ程までに世界的なアーティストをアルバムジャケットに起用しているソニックユースの審美眼は他のアーティストと別格であり、更に何十年と経ったとしても伝説のバンドとして人々の記憶に残ることでしょう。
絵画、表現の可能性を追求し続けるリヒター、音楽、ファッション、アートでカルチャーを作りあげてきたソニックユース。
両名が重なりあった貴重な一枚はコレクションにもしておきたい一枚であります。
前回入荷した際はすぐに売り切れてしまいソニックユースの中でも中々出回る事が少ない一枚なのでこの機会を是非お見逃し無く!