【SONIC YOUTHを再発見!PART:3 CONFUSION IS SEX】
本日もまだまだ続きます”SONIC YOUTH”特集!
彼らの原点といえば83年作のデビューフルアルバム『Confusion is Sex』(コンフュージョン・イズ・セックス)が挙げられます。
出典:Sonic youth/Goo/http://sonicyouth.com/
実験的サウンドを詰めに詰め込んだ作品で、初っ端から不協和音漂うやりたい放題のソニック・ユース節全開のサウンド。かと思えば、The Stoogesのカヴァーソングを披露し、一気にパンクアクセル全開。極めつけはSWANSのマイケル・ギラに作詞を頼んだ楽曲が繰り広げられるなど、まさに実験的要素が満載の一枚。
良くも悪くも強烈なインパクトを与えたバンドはこれを機にその存在感を大いにアピールし今日に至るまで影響を与えました。
アルバムリリースの翌年にはヴォーカリストのキム・ゴードンとギタリストのサーストン・ムーアがめでたく結婚するなど夫婦バンドとして話題となりました。
しかし、2011年に27年の結婚生活にピリオドを打ち、その結果、バンドも自然消滅という形で解散を余儀なくされました。
『Confusion is Sex』のアルバムジャケットはキムがサーストンを描いたスケッチをもとにデザインされたアートワークとして知られています。
いまとなっては複雑ながらもバンドを代表する作品として後世に残る傑作の一つに挙げられています。
出典:https://www.vogue.com・Photo: Eric McNatt
キム・ゴードンといえば、御年63歳を迎えたロック界の”ゴッド姐さん”と言われる活けるレジェンドであります。
有名な話ではありますが、彼女はミュージシャンでありながら、実はファッションデザイナーとしての顔も持っていました。94年に「x-girl」の立ち上げのデザイナーとして経験を積んだ彼女は、そこでモデルとカメラマンとして活躍していた、いまや売れっ子映画監督となったソフィア・コッポラと出会い、すぐに意気投合しました。その頃、ソフィアは後にMILKFED.というブランドを立ち上げたのもキムの影響でありました。ちなみにブランドのメインロゴはマイク・ミルズによるものでこの頃から両者は接点を持つ様になりました。しかし、残念ながら1999年にブランドは日本企業に買収され全権を譲り渡す形となりました。よって近年に見られるブランド戦略は大衆へと向けた売筋路線となり、彼女達が築いたカルチャーベースは惜しくも消滅したのであります。
何はともあれ、そういったセンスに満ち溢れたキムは音楽業界のみならず、ファッション業界からも高く評価されており、欧米諸国では知らない人がいないぐらい著名人であります。
そんな彼女が描いたアルバムはいまや永久不滅の作品として高く評価されています。今回のポップアップではそのイラストをデザインしたスウェットトレーナーを販売しています。
今まであまりリリースのなかったアイテムとなりますので、貴重な一着と言えるでしょう。ウェブストアでの販売も開始いたしましたので、そちらもぜひチェックして下さい!