寺山修司や伊藤潤二、江口寿史、筒井康隆など日本を代表するアーティストの展示を行なってきた世田谷文学館が、これまで取り組んできた〈漫画〉〈SF〉展示の集大成となる、「士郎正宗」初の大規模展覧会「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」を開催中です。

熱狂的な人気を誇る『攻殻機動隊』の作者・士郎正宗は、1985年にSF漫画『アップルシード』でメジャーデビュー、1989年に『攻殻機動隊』の連載を開始しています。当時はまだ世に浸透していなかった先端技術を独自の感覚で取り入れた、情報化社会の現代を予見しているかのような世界観は、多くの人たちを魅了してきました。

『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』カバー ©士郎正宗/講談社
「ヤングマガジン」1992年 No.26 本文扉(攻殻機動隊) Ⓒ士郎正宗/講談社
「ヤングマガジン海賊版」1989年5月号本文(攻殻機動隊) Ⓒ士郎正宗/講談社
『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』本文 Ⓒ士郎正宗/講談社

細部まで描きこまれた絵、膨大な情報で組まれたプロット、〈欄外〉にまで及ぶ作家の言葉が、作品に熱量を持たせるとともに、読む人の想像力をかきたてます。哲学的な探求が織り込まれる士郎正宗の世界観に、多くのクリエイターが影響を受け、様々なジャンルで作品を生み出し続けています。

「アップルシード」第1巻予告ポスター ©士郎正宗/青心社
「ヤングマガジン海賊版」1990年12月号本文扉(攻殻機動隊) Ⓒ士郎正宗/講談社
「ヤングマガジン海賊版」1989年5月号本文扉(攻殻機動隊) Ⓒ士郎正宗/講談社
東芝映像ソフト『ドミニオンACT.1 犯罪軍団』ビデオパッケージ ©士郎正宗/青心社・ユーメックス

超巨人級のコンピュータ〈ネメシス〉が政治を担う金星文明世界を描いた初期作品集『ブラックマジック』。第五次大戦後、廃墟となった街で生きていたSWATのデュナンと全身サイボーグのブリアレオスの姿を描くSFアクション『アップルシード』。「警察戦車隊」所属のレオナと愛機の小型戦車・ボナパルトの、悪党・武悪一味との戦いをコミカルに描く『ドミニオン』。首相直轄の攻性組織「公安9課」の戦いを描く『攻殻機動隊』。超古代の魔術師たちと召喚された神々が「仙術九頭龍」をめぐって争うファンタジー作品『仙術超攻殻ORION』。

「ヤングマガジン」1995年 No.49 本文扉(攻殻機動隊) Ⓒ士郎正宗/講談社

本展覧会では、多様な広がりをみせる作品群と現在の活動までを、〈アナログ原稿〉〈デジタル出力原稿〉で辿るとともに、作家の蔵書やコメントもふんだんに紹介し、「士郎正宗」のパーソナルな部分にも迫ります。

ミュージアムショップで販売されているBRAIN DEADやBE@RBRICKなどのブランドとのコラボレーションアイテムやCLAMP、弐瓶勉、大暮維人などの有名アーティストとのコラボレーションアイテムも注目です。
開館30周年を迎える世田谷文学館が、これまで取り組んできた〈漫画〉〈SF〉展示の集大成となる、「士郎正宗」初の大規模展覧会をお楽しみください。

士郎正宗の世界展 ~「攻殻機動隊」と創造の軌跡~

会期:2025年4月12日〜8月17日
会場:世田谷文学館
住所:東京都世田谷区南烏1-10-10 
休館日:月(ただし、祝日の場合は開館し、翌平日休館)
料金:一般 1500円 
※学生含む各種割引有り。 ※グッズ付きチケットも販売予定。

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