【ストリートきっての超問題児が遂に日本へ牙を向ける】
フランスのストリートの超問題児こと、覆面グラフィックアーティストの”KIDULT”がいよいよ日本へ上陸するとして話題となっている。
自身のプロジェクトより制作されたティーザーによると、”VISUAL RAPE”と題されたもので、どうやら第一弾となる場所は東京・原宿で世界有数のファッションタウンがターゲットとなった。犯行声明を出したKIDULTが原宿のどこを狙うかは不明で48時間のリミットの中、決行する模様。
KIDULTは今年の6月にパリで行なわれたカニエ・ウェストのポップアップ「The Life of Pablo」のストアに大きなタギング(落書き)を残し、商業的な彼らの姿勢に対し、アンチテーゼの牙で噛み付いた。
「拝金主義に対する反抗」を掲げ、これまで高級ブランドや有名セレクトショップなどが彼のターゲットとなった。
エルメス、ルイ・ヴィトン、マーク・ジェイコブス、メゾン・マルジェラ、クリスチャン・ルブタン、A.P.C.、Supreme、Colletteなどが彼の手中に収められた。
政治、社会に対抗する攻撃性をもつのがBANKSYなら、KIDULTは企業、商業に反抗する超攻撃的なスタイルをもつ。
いつしかファッションがビジネスへと傾倒し、メディアが操作する意のままになった現状から目を覚まさせるかのごとく強烈なクロスカウンターを叩き込む。
当然、犯罪行為に値することから批判の声も絶えないが、支持している声も絶えないのが実情。巨大企業にたった一人で立ち向かう彼はまさにダークヒーローの様な存在である。映画を観ているような話ではあるが事実で、これから先も何処かしらで暗躍する機会を伺っている。