【期待の新星”バグシンセ”アーティスト】
KAYU NAKADA(中田 粥)
彼ほど電子楽器を解体し、その基板で音楽を奏でるアーティストはいないだろう。
「バグシンセ」、そう名付けられた自作の楽器を用い、金網を使って基板の回路にショートさせ音を出す。それと同時にその基板を高く積み上げ、即興演奏を行なう。斬新なそのパフォーマンスはいまにも崩れそうになるが、そこは百戦錬磨のアーティストだけあって巧みな技術で魅了する。
淡々とそして飄々とした佇まいから繰り広げる、その時、その瞬間にしか体感出来ないパフォーマンスは固唾を飲むほどで程よい緊張感を得られる。
終始マイペースな雰囲気でどこか人を惹き付ける魅力を持っているのも彼の見所の一つである。
これからますます期待の出来る若手アーティストとして躍進することだろう。
中田 粥
1980年、東京で生まれる。洗足学園音楽大学作曲科卒業。
サーキットベンディングをピアノの内部奏法の延長上にあるものと捉え直し、シンセサイザーやリズムマシンなど電子楽器数台分の剥き出しにされた回路基板を「バグシンセ」「bugsynthesizer」と名付けてリアルタイムにショートさせる方法で演奏を行う。
2013年、東京の実験音楽シーンで活動。
2016年、拠点を大阪に移動。現在、アートスペースFIGYAの運営に携わる。
ディスコグラフィー
《《》》(metsu)1st album『《《》》』Flood/FLD-02/2015
《《》》(metsu) 2nd album『Relay』doubtmusic/dmf-161/2015
中田 粥オフィシャルサイト
9/16の「MODE 10 : ART OF NOISE」にも出演が決定しているので見逃せない。そのイベントではレーザーアーティストS.O.W LASERとコラボレーションして視覚効果を加えた新たなアプローチでパフォーマンスを披露するのでご注目あれ!
チケットは現在FRAGILEでも販売しているのでぜひチェックを。