スリップノットやJ・ディラ、DJシャドウなどに影響されたエクスペリメンタル・ノイズ・ヒップホップ
サウス・ロンドンを拠点に活動するヴォーカリスト/マルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーのウー・ルー 。
ブラック・ミディのドラマー、モーガン・シンプソンが参加した楽曲を含め、これまでリリースしたシングルがいずれも高い評価を受け、Fader、Mojo、Crack、Quietusといった主要メディアが絶賛するなど、注目を集めている。勢いに乗るUKバンド・シーンとも密に交流しながら、独自のスタイルでUKの新たなオルタナティブ・ロックの潮流を巻き起こしつつある彼が、最新作を〈WARP〉からリリース。
全12曲からなるデビューアルバムは、ポストパンク、スクリーモ、ヒップホップ他、様々な要素を含んだ爆発的なエネルギーが詰め込まれている。歪みながらもしなやかに加速するギター、鉄壁のようにそびえるベース、ドリル・ミュージック影響下の三連符ドラム、そしてピアノのメロディーが楽曲を彩っている。
制作はバックバンドのメンバーたちとともに、ロンドンのパブやノルウェーにあるレコーディングスタジオなどで行われ、ジャムセッションをもとにしたサンプリング音源を解体し繋ぎ合わせ、再演奏しながら進められた。
1980年代の〈Factory Records〉や、DJシャドウ、あるいは結成間もない90年代のスリップノットが作り出したようなサウンドを縦横無尽に行き来し、過去の題材を引用しながらも、独自のサウンドを生み出している。
また多くの楽曲は不安と罪悪感をテーマにしている。「恐怖に立ち向かい大声を上げること」や「人々が互いを気にかけること」で、乗り越える方法を見つけられると主張している。
「Calo Paste」にはレア・センが参加していて、美しいストリングスのアレンジと、力の限りを尽くすボーカルと、分厚く重なる緩慢なギターの音を組み合わせている。
「Blame」には、インダストリアルミュージックの不規則なエレクトロニックサウンド、過度に跳ね回るブレイクビーツのドラム、メガホン越しのひずんだ歌詞がある。
「Night Pill feat. Asha」は、午前3時に集まってスケートボードを楽しむ様子を表現し、エレキギターの大音量で奏でられる夜行バスのメロディーがたわんだ電線のように背景に浮かび上がり、そして低く轟く音のエネルギーが螺旋状に渦を巻いて曲全体を成層圏にまで打ち上げようとする。
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