【流行に見るメタリカTシャツの背景】
いま巷ではMETALLICA(メタリカ)Tシャツがブームとなっています。次いでガンズ・アンド・ローゼズも多くなっている現状で、国内外問わずアイドルやメインストリームのアーティストが着用したことで、波及効果が大きく見られています。
メタリカといえば、世界で最も有名な歴代最高のメタルバンドといっても過言ではないでしょうか?以前も記事で書いた事がありますが、1991年にモスクワで開催されたコンサートでは200万人近くのオーディエンスの前でプレイするなど桁違いの知名度を誇ります。
しかし、それはメタリカにとってただ一つの逸話にしか過ぎず、他にも山ほど数知れずの伝説を残しています。
出典:Ride The Lightning・METALLICA
その一つがメタリカが1984年にリリースしたセカンドアルバム『Ride the Lightning』(ライト・ザ・ライトニング)
「Fight Fire with Fire」や「Fade to Black」、「Creeping Death」などいまでもライブアンセムとなっている名曲勢が収録されているメタリカ初期作の名盤として知られています。
このアルバムのヒットが飛躍のきっかけとなり、彼らはメタル界の頂点に君臨したのであります。
アルバムタイトルは著名なホラー作家スティーヴン・キングの小説「ザ・スタンド」の一節を借用。知的な要素を踏まえ、歌詞にもそういった部分が垣間見れ、他にも当時の戦争や政治、歴史に対するメッセージが込められています。
冒頭を飾る「Fight Fire with Fire」では、その当時の血で血を洗うアフガニスタン紛争や、多くの命が犠牲となったイラン・イラク戦争などの核戦争に対する皮肉を歌詞に込め、怒りを爆発させた。
3曲目の「For Whom the Bell Tolls」は、小説家アーネスト・ヘミングウェイの小説『誰がために鐘は鳴る』からタイトルを付け、スペイン内戦を舞台にしたその作品から強くインスパイアされている。
そして、アルバム随一のヘヴィナンバー「Creeping Death」では、モーセの十戒で知られる旧約聖書の『出エジプト記』をテーマにした内容で、彼らが影響を受けた歴史をメタリカサウンドで壮大に表現した一曲となり、彼らを代表する楽曲となりました。
それぞれの曲にメタリカ流の思想、そして時代背景を込め、満を持してリリースされた同アルバムはアメリカ国内だけで500万枚以上のセールスとなり、プラチナ・ディスクを獲得しました。
そして、これまでメタリカがリリースした作品は累計全世界で1億枚以上というセールスを記録しています。日本の人口の大半が持っていることになるその数はまさにモンスター級です。
その中で一つの伝説を築いた「Ride the Lightning」はサウンドの格好良ささながら、中身の凄みが評価され多くの人々の心を揺さぶり共感を得たのであります。
今まさにそのアルバムのTシャツデザインだけが先走っている状況下において、ぜひその魅力を少しでも理解して頂けたらと思います。
メタリカフリークはもちろんのこと、最近メタリカを知った方も改めていま持っているそのTシャツについて掘り下げてみましょう。自分が着ている物がどれだけ価値があるということを。当店でも絶賛販売中なので気になる方はぜひ。尚、類似品も出回っているので充分お気をつけ下さい。
商品詳細はオンラインストアページにて。