“デザインを極めた世界最高峰のデザイン集団襲来!”
一歩街に踏み出せば、ありとあらゆる所で見かける宣伝広告。
通りすぎる僅かな一瞬を逃すことなく、目を引かせるデザインで広告にインパクトを与え脳裏に焼き付かせる。
普段気に留めないものから、心惹かれるものまでデザイン一つでそれは決まる。
それを先導するデザイン集団「Tomato」(トマト)は最高峰として君臨し続けている。
結成から25周年を迎え、東京のパルコミュージアムでは現在エキシビジョンが開催されている。今年のサマーソニックでのヘッドライナー出演が決定している、Tomatoの創立者であるUnderworldのKarl HydeとRick Smithも緊急来日しパフォーマンスを披露したことでも話題に。
1991年に彼らによって発足されたTomatoは、ミュージシャンを始め、様々な分野のアーティスト、デザイナーなどクリエイターを中心として活動を始めた。タイポグラフィー、ファインアート、映像、コンピューターグラフィック、モダンアート、アーキテクチャー、ファッションデザインなど多岐にわたる活躍で世界的にその名を轟かせ、トップ集団として地位を確立させた。
出典:Trainspotting・Danny Boyle・Miramax・Asmik Ace, Inc.
かの有名なダニー・ボイル作による映画『トレインスポッティング』のアートワークは彼らの代表する作品として最も有名と言っても過言ではない。
いまでは入手困難で高値で取引されている廃盤の作品集「PROCESS」は96年に発刊され、それまでに至る軌跡を辿った内容となっている。当店でも貴重な一冊を販売しているので、気になる方はぜひ店頭にて。
彼らはアートを通し、ミュージックとファッションを密な関係で結びつける。特に昨今のファッションシーンにはアート要素が薄れる一方で危惧される中、再びその灯火を輝かそうとメッセージを放っている。
25周年の時を経て、再び注目度の増しているTomatoの動向から目が離せない。立ち止まることなく歩みを続ける。更なる感性の高い人が世に出続ける限り…。