世界的に有名なカルチャー誌『i-D』、『purple』での活動や『流行通信』、『スタジオボイス』、『BRUTUS』など日本を代表するカルチャー誌などで活躍する”Honma Takashi”(ホンマ タカシ)
写真集『東京郊外』で木村伊兵衛写真賞を受賞し、その後自身初の美術館での巡回展を開催。現在ではSAINT LAURENTのアートプロジェクト「SELF 07(セルフ 07)」にて作品を展示する今や国際的に注目される現代写真家の1人である。
彼は建築や波、東京の子供、郊外風景などを様々なものをモチーフとし、その被写体との独特な距離感、感情を映し出さないドライな視点によって生み出される乾いた空気感の作風が特徴である。
また雑誌メディアに留まらない彼の交友関係にも興味をそそられる。
2022年にYOSHIMIOと和泉希洋志のユニットYoshimiOizumikiYoshiduO(よしみおいずみきよしでゅお)によって制作されたリミテッドのD.I.Y アートBOXセットには大井戸猩猩によって制作されたZINEやYOSHIMIOによって製作されたどんぐりのオブジェと共にホンマタカシが撮影した限定ポスターが収録されている。(ナンバリング入り)
現在東京・恵比寿の”東京都写真美術館”で日本で約10年ぶりの美術館個展「即興 ホンマタカシ」が開催され、こちらも大きな話題を呼んでいる。
近年ホンマが力を入れてきた技法”カメラ・オブスクラ”(暗室に小さな穴を開け、外の明るい像が安心の内部に反転して投影される仕組みを利用する装置)を用いた試みを辿る展示となっている。
「即興」が一つのキーワードである本作は、このカメラ・オブスクラによって偶然現れる作品や展覧会自体にも偶然性を取り入れるという作家の意図が反映されており、ビートルズが様々な音源を元にコラージュのように制作した事へのオマージュとなる作品も展示されている。
個展「即興 ホンマタカシ」の中心となっているシリーズ”THE NERCISSISTIC CITY”のアートブックが入荷致しました。
都市にある建築物が捉えた、日本とアメリカの都市の風景。「都市によって都市を撮影する」と本シリーズを形容するホンマタカシが用いたのが、写真の原点とも言える”カメラオブスキュラ”である。その原始的な撮影手法により切り取られたのは、ありのままの風景とは異なる都市に潜む影の群像。独特に重なり合う光と影が映り込んだ都市の姿は、まるでナルキッソスが水に映る自分の姿の美しさに見とれたというギリシャ神話の一節ように、通常のカメラの鮮明さが欠落したからこそ現れる自己陶酔的なイメージをはらんでいる。
こちらの作品集は現在FRAGILEにて絶賛発売中です!今回の展示の構成の非常に重要な部分を占める彼の作品群を是非お楽しみください!
また、ブログにて紹介しましたYoshimiOizumikiYoshiduOのLimited100のナンバリングが入ったD.I.Y アートBOXセットも少数ですが、FRAGILEにて販売しております。他のところでは売り切れとなっているD.I.Yで製作された貴重な作品ですので、お見逃しなく!