2004年結成、グラフィックアーティスト野口路加と映像作家せきやすこによるユニット。
FUJI ROCK FESTIVALやCoachellaでのVJパフォーマンス、藤原ヒロシやOKAMOTO’sなどアーティストのMVを手がけている。
またMATKAとコラボレーションした陶器も制作し、活動の幅を広げている今注目のアーティストである。
彼女らの映像作品は、ビデオカメラを通して実際に手元にある素材をコラージュしていくという非常にアナログなものだ。
コラージュする素材はメンバー2人が各々収集した素材ボックスを持ち寄り、使えるものを2人で探していく。
機材を増やしたり高度な技術を取り入れるのではなく、自分たちが楽しめるかどうかを大事に制作しているのがonnacodomoのスタイルである。
そんなonnacodomoが初の作品集となる『STILL IMAGINE』を制作。
VJアーティストとして映像を作成し、パフォーマンスしてきた彼女らは、2018年に開催された個展「P O E M」をきっかけに平面の作品作りに挑戦していく。
普段のVJでは、音からインスピレーションを受け、映像を制作してきた彼女らはこの個展の際に音からではなく言葉や単語からインスピレーションを受けて制作していったという。
言葉や単語をコラージュしていく中で『STILL IMAGINE』という言葉が生まれ、今作のタイトルに繋がった。
ハードカバーの本誌。表紙のコラージュアートの上にはステッカーを貼りつけることで、手触りに変化を加えるのと同時にステッカーの経年変化も楽しめる仕上がりとなっている。
また帯には表紙とは別のコラージュアートを使用しているが、それもまた素材を重ねて新たなアートを構築していくなんともonnacodomoらしい表現のように感じられる。
『STILL IMAGINE』は、個展『POEM』の作品のほか、過去の映像作品から切り出し、新たにコラージュした作品を今の気持ちで再構築していったonnacodomoの最新作。
大阪では当店のみの取り扱いとなります。また当店限定で表紙でも使用されているステッカーが付属されています。
是非店頭でご覧くださいませ。
96ページ / 24 × 18.2 cm / ハードカバー