【”CEREMONY”に込めた「NEW ORDER」の真実】

1981年にシングル曲『CEREMONY』(セレモニー)でデビューを果たした、いまやニューウェイヴの先駆けとして称されているバンド「NEW ORDER」(ニュー・オーダー)
https://www.youtube.com/watch?v=ytZ73T9jGFQ

楽曲『セレモニー』は、前身のバンド「JOY DIVISION」(ジョイ・ディヴィジョン)名義最後の曲としても有名である。何故、ニュー・オーダーとしてこの楽曲をデビューシングルとして選んだのか?そこには彼らなりの想いがあった。

楽曲をリリースする前年の1980年。まだジョイ・ディヴィジョンとして活動していた頃、ヴォーカルのイアン・カーティスが作詞を手掛け『セレモニー』は誕生に至った。そして同年のライブでその曲を披露しデモ版を撮り終えた。後に正式にスタジ録音盤でリリースを控えていた所、誰もが耳を疑う予期せぬ出来事が起こった。ヴォーカルでバンドの花形であるイアン・カーティスの自殺である。

それはツアー中での事態でアメリカ・ツアー出発の前日の事であった。バンドは急遽キャンセルを余儀なくされ、何もかも打ち拉がれた様子で混乱の淵へと立たされた。しかし、バンドはこのままではイアンにも報いることが出来ないということで、残されたメンバー3人での活動で再開することを決意した。

再開に至る上で、彼らの中で決まり事があった。それは4人で活動していた頃にこう約束していた事柄である。”誰かが一人でも抜ければバンド名を変える”。その意志をしっかりと守った3人は『NEW ORDER』(ニュー・オーダー)として新しい船出をきった。ちなみにニュー・オーダー=新秩序は、ジョイ・ディヴィジョン同様にナチスドイツより由来している。

短い期間の充電を終え体勢を整えたバンドは、同年にキャンセルしたアメリカ・ツアーを仕切り直した。そうしたツアーの最中に3人は未完のままであった『セレモニー』の楽曲を完成させるためレコーディングへと入った。バンドのデビューシングルとしてリリースするためである。翌年そうそうにB面として『In A Lonely Place』を加え、7インチ(ブロンズカラーに型押しされた文字デザイン)として発売。その数ヶ月後には12インチ(ダークグリーンカラーにゴールドプリントの文字デザイン)ヴァージョンとして再編され再リリースされた。さらにその後、ドラムの彼女であるギリアンが新メンバーとして加わり4人となったバンドは再度『セレモニー』の再レコーディングを行ない4人ヴァージョンとしての12インチ(アイボリーカラーにブルーのストライプでデザインされた2トーン仕様)を再々リリースした。そうまでしてこの楽曲にかけた想いはやはりイアン・カーティスに向けた鎮魂歌であったのではないだろうか。そして、ジョイ・ディヴィジョンという歴史に終始を打ち、ニュー・オーダーという新たな歴史を築く上での”セレモニー=儀式”を掲げたのだろう…。

NEW ORDER

NEW ORDERの最新入荷となった新作スウェットトレーナー絶賛販売中です!
オリジナルメンバー3人で収録した『セレモニー』の12インチヴァージョンをデザインした一着。デザインを手掛けたのはもちろんおなじみのグラフィックデザイナーであるピーター・サヴィルによるもの。来季のコレクションではラフ・シモンズが再び彼とコラボレーションするなど話題は尽きない。音楽とファッションを結びつける秩序はこれからも彼らを無くしては語られない。ぜひ耳で聴くだけではなく、纏いその世界観を具現化しましょう!

オンラインストアでも販売しています。詳細はストアのNEW OREDERページをご覧下さいませ。コチラより。

商品に関するお問い合わせは店舗にて。

FRAGILE (フラジャイル)
〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江2-13-24
TEL:06-6567-9570

FRAGILE公式SNSページ

 

[facebook]

[instagram]

[fashion snap]

[twitter]

関連記事

  1. コラージュアーティスト Barbara Kruger (バーバラ・クルーガー)

    2019.11.28

    コラージュアーティスト Barbara Kruger (バーバラ・クル…

    Supremeの元ネタとしても知られる稀代のアーティスト出典:Barbara Kruge…

    コラージュアーティスト Barbara Kruger (バーバラ・クルーガー)
  2. 技巧派集団 PRIMUS

    2022.10.13

    技巧派集団 PRIMUS

    1984年結成、アメリカのオルタナティブバンド"PRIMUS"技巧派プレイヤーたちによる、…

    技巧派集団 PRIMUS
  3. レザボア・ドッグス オフィシャルTシャツ

    2017.05.28

    レザボア・ドッグス オフィシャルTシャツ

    【 タランティーノの名作 レザボア・ドッグス 記念すべき名シーン復活のオフィシャルTシャツ入荷!】…

    レザボア・ドッグス オフィシャルTシャツ
  4. BACK TO COCTEAU TWINS

    2016.02.4

    BACK TO COCTEAU TWINS

    “ポストパンク/ニューウェイヴからシューゲイザーへ時代を結んだバンド”1970年代後半のイギリス…

    BACK TO COCTEAU TWINS
  5. Lines(ラインズ)-意識を流れに合わせる / 金沢21世紀美術館

    2024.06.27

    Lines(ラインズ)-意識を流れに合わせる / 金沢21世紀美術館

    金沢21世期美術館 震災後初めて展示室を再オープン令和6年能登半島地震の影響により展覧会ゾ…

    Lines(ラインズ)-意識を流れに合わせる / 金沢21世紀美術館
  6. OCTOPUSSY  /ART OF NOISE 08

    2019.10.25

    OCTOPUSSY /ART OF NOISE 08

    ドイツのAyla Pierrot ArendのアートプロジェクトOCTOPUSSYがAR…

    OCTOPUSSY /ART OF NOISE 08
  7. “SONIC YOUTH” 特集 : 『CONFUSION IS SEX』

    2016.12.7

    “SONIC YOUTH” 特集 : 『CONFUSION IS SE…

    【SONIC YOUTHを再発見!PART:3 CONFUSION IS SEX】本日もまだまだ…

    “SONIC YOUTH” 特集 : 『CONFUSION IS SEX』
  8. SEXTILE with HEDI SLIMANE

    2016.02.8

    SEXTILE with HEDI SLIMANE

    "エディ・スリマンが惚れ込んだ新星”昨年夏にデビューしたバンドが電光石火の如く、頭角を現してきて…

    SEXTILE with HEDI SLIMANE
  9. マルタン・マルジェラ現代アーティストへの最初の個展

    2022.03.9

    マルタン・マルジェラ現代アーティストへの最初の個展

    マルタン・マルジェラ本人による監修で作成されたマルタン・マルジェラの記録本パリのギャラリー…

    マルタン・マルジェラ現代アーティストへの最初の個展

NEW POST

PAGE TOP