【H・R・ギーガーのドキュメンタリー映画 ”DARK STAR/H・R・ギーガーの世界” が9月公開!】
映画『エイリアン』の造形の生みの親として知られるスイス人画家/デザイナーの”H・R・ギーガー”の生涯を語るドキュメンタリー映画『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』が待望の日本公開決定!9月2日より全国順次公開される。
出典:http://gigerdarkstar.com/・Dark Star: H. R. Giger’s World・Belinda Sallin・Icarus Films(トップ画像ともに)
本作品ではギーガーの造形の源泉ともなった、6歳の時に初めて手に取った頭蓋骨のエピソードを始め、エイリアンの誕生秘話や女性のパートナーとの出会いなど私生活な部分を織り交ぜ、謎のベールに包まれていた闇の入り口とも言えるギーガー宮殿(アトリエ)にて自身の想いを語っている。亡くなる前の73歳の頃の姿も写し出されている。作品は「H・R・ギーガー財団」協力のもと制作されたもので、惜しくもギーガー本人は公開年の2014年の5月に74歳でこの世を去った。
作品のメインヴィジュアルとなるポスターデザインは、デスメタルバンドBloodbathのアルバム「Traumatic Memories」にも使用されたギーガー氏による作品をもとに、日本が誇るグラフィックデザイナーの河村康輔氏がデザインを手掛けた。
以下、プレスリリースより。
-『エイリアン』造形の産みの親、孤高のアーティストの生涯に迫るドキュメンタリー-
『エイリアン』(1979年/リドリー・スコット監督)の造形で、1980年のアカデミー視覚効果賞を受賞したスイスの画家・デザイナーのH・R・ギーガー。その作品は世界中のファンを魅了し、エマーソン、レイク&パーマー『Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)』(1973年)、マグマ『Attahk』(1978年)、デボラ・ハリー『Koo Koo』(1981年)ほか、数々のアルバム・ジャケットにも使用されるなど、多くのアーティストたちに影響を与えてきた。その創作の背景が本人だけでなく多くの関係者、彼を支えた女性たち、スタッフたちによって語られる。「H・R・ギーガー財団」公認、稀有のアーティストのドキュメンタリー。
-「ダーク・スター」/暗黒のメッセージの伝承者-
H・R・ギーガーは、チューリヒの中心部で、自給自足同然のパラレルワールドに住んでいた。それは「ダーク・スター」であるH・R・ギーガーを中心に据えた、別の宇宙であり、他のすべてのものは彼の周りを回っていた。時間からもぎとられ、閉ざされたシャッターの向こう側にあるこの宇宙では、昼と夜が溶け合っている。彼の王国について知る者は家族と親しい友人たち、数名のアシスタントのみである。彼はその世界を、愛するゆえに創ったのではない。人懐っこく控えめでユーモラスな男が恐怖心をコントロールするためにはそうするしかなかったのだ。だから彼は我々の悪夢を図面化し、我々の潜在意識の地図を描き、我々の初源的恐怖の鋳型を作った。
-原点は骸骨の贈り物-
本作品でギーガーは6歳の時に初めて頭蓋骨を手に取った思い出を、あたかも昨日のことのように語っている。それは薬剤師をしていた父親からの贈り物だった。少年のギーガーはその頭蓋骨に初めての恐怖を感じた。だが彼はそれに紐をくくり付け、自分が住む町の路地を引きずって歩くことで恐怖を克服したことを証明した。成長期の体験だったことから、その頭蓋骨は彼の世界の根幹となった。彼の世界には、死の記号と恐怖と謎が普遍的な存在であり続けている。
-暗闇の最深部への最後の旅-
73歳の時点でH・R・ギーガーは、父からもらった頭蓋骨に対し、愛情ともいえる謝意を述べる。頭蓋骨は刺激を与えてくれる、と彼は言った。それは、あらゆる種類の暗闇の最深部に生涯の旅に出るための刺激だった。その旅はもうじき終わるだろう、と彼は静かに付け加えた。彼は十分に長生きをしていた。自分の死期が近いことをほとんど予見していたかのようだった。H・R・ギーガーは撮影から間もなく、2014年5月に74歳でこの世を去った。
【公開情報】
『DARK STAR/H・R・ギーガーの世界』
9/2(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷
9/9(土)より東京都写真美術館ホール、シネマート心斎橋 ほか全国順次公開
監督:ベリンダ・サリン
撮影:エリック・シュティツェル
録音:マルコ・トイフェン
編集:ビルギット・ムンシュ=クライン
サウンド・デザイン:ペーター・ブレーカー
サウンド・ミックス:レンツォ・ダルベルト
音楽:ペーター・シェーラー
共同プロデューサー:マーティン・シルト、ベリンダ・サリン
プロデューサー:マルセル・ホーン
出演:H・R・ギーガー、カルメン・マリア・ギーガー、マルコ・ヴィツィヒ、トム・ガブリエル・フィッシャー、スタニスラフ・グロフ、ほか
原題:DARK STAR ‒ HR GIGERS WELT
2014年/99分/スイス/カラー/デジタル/5.1ch 映倫区分:G
提供:日活/配給:日活、boid/宣伝:boid、岩井秀世/字幕翻訳:馬郡 慎平/日本語版監修:胸組光明
© 2015 T&C Film © 2015 FRENETIC FILMS.
公式サイト:http://gigerdarkstar.com
大阪では9月9日よりシネマアート心斎橋にて一週間限定での公開となっているので、ぜひ見逃さないように!
シネマアート心斎橋公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/
FRAGILE (フラジャイル)
〒550-0015 大阪府大阪市西区南堀江2-13-24
TEL:06-6567-9570
-イベント告知-
[FRAGILE PRESENTS – ART OF NOISE 03 -]
9/16 (SAT) 19:30〜START
VMO/SCA/REMO/GOBLIN LAND
場所:enviroment 0g(zero-gauge)
チケット:前売り券¥2000-/当日券¥2500-
販売場所:FRAGILE
イベント詳細/https://fragile-osaka.com/blog/store-news/topic-fragile-presents-art-of-noise-03/
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