【アンビエント・ミュージックは運命共同体】
先日入荷した(K)OLLAPSの第二弾ミュージックプロダクトハット、NOISE MUSICとAMBIENT TECHNOの2ジャンルに焦点をあて、アンビエント・ミュージックをキリトル。
その一つであるAMBIENT TECHNO (アンビエント・テクノ)の”AMBIENT”に着目!
音楽好きなら一度は聴いたことのあるアンビエントという言葉ですが、実態を知る方はまだまだ少ないのが現状です。
まず、アンビエント・ミュージック(環境音楽)はデヴィッド・ボウイやトーキング・ヘッズ、U2など多くの著名なミュージシャンをプロデュースしてきた音楽家ブライアン・イーノによって提唱されました。1978年にリリースしたAMBIENT MUSICシリーズの第一弾となったアルバム『Ambient 1: Music for Airports』からその音楽性は波及する形となりました。そのアルバムは文字通り”空港のための音楽”として制作され、まさに空港の環境に似合う音を構築しました。実際にニューヨークのラガーディア空港で使用されているなど、まさに環境音楽としてその土台を築きあげました。
その後もシリーズを順調に展開し、ブライアン・イーノはいつしかアンビエント・ミュージックの先駆者としてその名を轟かせました。
他にもインターネットの普及を先駆けた「Windows 95」の起動音も手掛けるなど、クリエイティブで革新的なアイデアを兼ね備え、時代の変革の担い手として歴史に名を残しました。彼のクリエイティブな発想はとどまることを知らず、独特な感性の高いファッションセンスも魅力の一つでありました。その部分はまた違う記事で紹介したいと思います。
そういった繫がりからファッション業界からも評価の高い彼はラフ・シモンズやジル・サンダーなどのコレクションでも楽曲が使用されるなどファッションの環境にも似合った音も制作しています。ここまで幅広いという事はもろん映画のサウンドトラックにも度々フューチャーされています。
そんな彼の音は聴くのではなく流すものとして、BGM(バックグラウンドミュージック)と密接に寄り添った環境の音楽を定義と致しました。
自然に入り込む音、会話を遮らない音、その場の空気の様に存在する音、それがアンビエント・ミュージックであるので、我々が日常において耳にしている音は実はアンビエントなのであります。
神秘的で幻想的でありながらも非常にミニマルで日常的な心の安らぎの桃源郷と言えるでしょう。