アントワープシックス(Antwerp Six)とは
アントワープシックスは、アントワープ王立芸術アカデミー出身のWalter Van Beirendonck、Ann Demeulemeester、Dries Van Noten、Dirk Van Saene、Dirk Bikkembergs、Marina Yeeら6人のデザイナー集団のこと。
この6人の革新的なクリエイションは、その当時無名のアントワープという都市から、ファッションの中心地パリ・ミラノに衝撃を与え、後にベルギーはファッションの世界において重要な地となるのである。
アントワープシックスの革新性とその影響
では何がそんなに革新的で、魅力的であったのだろうか。
当時のパリやミラノでは、ラグジュアリーで完成度の高い物というのが主流の世界だった。
そんな中、この6人のクリエイションは未完成の美学を追求したものであった。敢えて裏地を見せたり、切りっぱなし、不完全な縫製で留めるなど、今ではラグジュアリーブランドでも当たり前のように取り入れられている服の構造を壊した脱構築という概念を世界に発信したことが非常に革新的であった。
そしてもう一つは音楽やアートとの繋がりだ。音楽ジャンルではパンクやニューウェイブ、そして映画や文学など退廃的でロマン的な感覚を持ち込んだのも魅力の1つだろう。
この脱構築という概念の衝撃は、Martin Margiela、Raf Simons、Helmut Langらに受け継がれ、現在のモード・ファッションの骨組みが築き上げられたのだから、アントワープシックスは今もなお、伝説として語り継がれているのだ。
THE ANTWERP SIX

2026年3月から2027年1月にかけてベルギー・アントワープの「モード美術館(MoMu – Fashion Museum Antwerp)」でアントワープシックスの展覧会「THE ANTWERP SIX」が開催中。
それに伴い刊行されたアートブックがFRAGILEに入荷しております。





本書は「アントワープの6人」の結成40周年と、彼らがファッション界に与える持続的な影響を称える一冊で、革新的なデザイナーたちを結びつける独自の創造的軌跡を深く掘り下げる試みが行われている。
彼らがインスピレーションを受けた音楽や映画など創作に関わることまで網羅し、作品をより深い考察へと案内してくれるだろう。


アーティストやファッションを愛する者たちに影響を与えた彼らのインディペンデント精神は、現代を生きる我々にとっても新たな発見や想像力を高める魅力があると思います。
是非彼らの行ってきた創造の数々を本書を手に取ってご覧ください!






