第二次世界大戦後のアメリカで様々なカルチャーに大きな影響を与えた前衛文学活動「ビート・ジェネレーション」を代表する作家の一人『WILLIAM S. BURROUGHS(ウィリアム・S・バロウズ)』

1914年にアメリカ、セントルイスに生まれた。学校に馴染めなかったバロウズは読書や魚釣りなど一人で多くの時間を過ごしていた。その後は名門ハーバード大学にて英文学を専攻。ハーバード大学院に入ってからは考古学を専攻し、ナバホ語とマヤ考古学を学んでいる。両親からの金銭的な支援もあり、自由な生活を送るバロウズは様々な土地を放浪していたが、1943年にビート・ジェネレーションを代表するアレン・ギンズバーグとジャック・ケルアックと出会い、作家としての道を歩み始める。

故買屋として仕事をしていたバロウズは手元にモルヒネが渡ってきた事を境に重度の薬物依存性に陥り、彼は亡くなる直前まで致死量の薬物を接種し続けていた。薬物中毒の彼は妻ジョーンズを銃で打ち殺す「ウィリアム・テルごっこ事件」という悲惨な事件を引き起こしたことで大きな波紋を呼んでいる。

その波瀾万丈な生涯に注目が集まっている彼だが、文学界で実験小説の雄として高い評価を受けている。中でも彼が生み出した「カットアップ」という技法は有名で、新聞や雑誌、自分で作成した文章を切り刻み、不規則に組み合わせることで新たな文章を生み出すという実験的な独自のスタイルで文学界に新たな可能性をもたらした。カットアップは文章だけではなく朗読などの音源に技法を応用した音源をリリース。インダストリアル ・メタルの代表的なバンド「ミニストリー」はバロウズのカットアップされた音源をサンプリングした楽曲を発表し、MVにはバロウズ本人も出演している。

更にバロウズが薬物を使用した状態で執筆し、自身も内容が理解できないという作品「裸のランチ」は、ビートジェネレーションを代表する作品と評され、後にカルト映画監督デヴィッド・クローネンバーグにより映画化。そのカオスでアンダーグラウンドな世界は多くの視聴者に大きな衝撃を与えた。

ビートジェネレーションの作家が持つ「反戦」「ロマン主義」「自由主義」といった思想性は文学界のみならず、ヒッピー達からも支持が厚く、ビートルズやボブ・ディラン、ドアーズなどのロックミュージシャン達にも影響を与えている。
中でもカート・コバーンはバウロズの影響を公言しており、学生時代に読んだ「裸のランチ」を読んだ時からのファンだという。カートは後にバロウズと共作で「The Priest They Called Him」をリリースするほどバロウズに傾倒していた。

そんなWILLIAM S. BURROUGHSの750枚限定のクリア・ヴァイナルが入荷致しました。

PSYCHIC TVやTHROBBING GRISTLEの主要メンバーであるジェネシス・PオリッジとCOIL、HIPGNOSISのメンバーであるピーター・クリストファーソンの二人がバロウズ本人に直談判した事によりリリースされた「NOTHING HERE NOW BUT THE RECORDINGS」

「NOTHING HERE NOW BUT THE RECORDINGS」のリリースに影響を受け、イアン・サマーヴィル、ブライオン・ガイシンと共に実験的なレコーディングを行ない制作された「BREAK THROUGH IN GREY ROOM」

どちらもバロウズによる朗読やカットアップ、フィールドレコーディングなど、貴重な音源が収録されている。

現在FRAGILEでは「NOTHING HERE NOW BUT THE RECORDINGS」「BREAK THROUGH IN GREY ROOM」共に絶賛発売中です。

名門レーベルDAIS RECORDよりリイシューされたこの貴重な音源は、今後入手困難になること間違いなしのアイテムですので是非店頭にてご覧ください。

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