以外と知らない!?BAD BRAINS (バッド・ブレインズ)のシンボルマーク

BAD BRAINS

【BAD BRAINSの象徴が意味するものとは?】

伝説のハードコア・パンクバンドBAD BRAINS(バッド・ブレインズ)のイメージとしてホワイトハウスに稲妻が直撃しているアルバムジャケットのデザインともう一つ、ラスターカラーのライオンが描かれたデザインがある。

BAD BRAINS

 

 

BAD BRAINS

なぜ“ライオン”なのだろうか…? それは彼らがラスタファリ運動(ラスタファリズム)に興味を示したことから端を発する。

BOB MARLEY

まず、ラスタファリズムとは有名なところではボブ・マーリーがそれを実践したことで全世界に広まった。もともとはその歴史は長く、1930年代のジャマイカにて労働者階級の人々や農民らによって発足された思想運動である。

生き物の命を奪わない菜食主義、自らの身体を傷付けないゆえでの刃物を当てることを禁じて行き着いたドレッドヘア、薬草として神聖な植物で崇められてきた大麻の使用などを呈して、アフリカ回帰を根差す。すなわち、人類が誕生した最も原点に近い形で自然の生き方を全うする考えを抱く者達による思想であります。

BOB MARLEY

そして、誰しもが一度は見たことのあるラスタ・カラーはまさに彼らのシンボルカラーとして世に知れ渡りました。黒、赤、緑、金色(黄色)で構成される4色にはそれぞれ意味があり、黒はジャマイカ独立のために戦った黒人戦士の黒で、赤はその戦いで流れた血の赤を指し、緑はジャマイカの豊かな自然を表現した色、金色(黄色)はジャマイカの国旗にも使用されている太陽の色で天然資源を象徴する色となっている。特に赤、緑、黄の3色はアフリカ諸国において大方の国が使用している汎アフリカ色である。

エチオピア国旗

そのラスタ・カラーを用いた帝政時代のエチオピア国旗をもとにラスタファリズムのシンボルは掲げられた。真ん中のライオンは皇帝を意味するユダヤの獅子が描かれている。ユダヤ人と言えば大抵が白人を連想させるが、実は人種に関係なくユダヤ教に入信した民族集団のことを現しているので、むろん黒人もユダヤ人に値する。よってユダヤ人は国籍、人種問わず世界中に居住しているのであります。

ではなぜ、ジャマイカではなくエチオピアなのかと言うと、アフリカと言えば大抵がヨーロッパ諸国において植民地化された国々でありました。その中で唯一、第一次世界大戦以降において独立を保った国が4カ国存在します。エジプト、エチオピア、南アフリカ、リベリアとなります。その中でエチオピアはユダヤ教をルーツにもつキリスト教徒が大半を占める。それは植民地化された土地のように白人からの教えで広まったものではなく、純粋に自らが信仰したうえでの広がりがそういった部分を結びつけました。そういった植民地化されなかったことから「エチオピアこそが黒人の魂の故郷」とされ、黒人達にとってアフリカの象徴はエチオピアとなりました。

そうしてその想いを抱いたジャマイカ出身の活動家マーカス・ガーベイが各国に散らばったアフリカ系の人々に解放を投げ掛けるパン・アフリカ主義を発起し、後のラスタファリズム運動となる布石を築いたのであります。

BAD BRAINS

 

 

ザック・デ・ラ・ロチャ

 

 

SNOOP LION

かくしてジャマイカで広まったラスタファリ運動は多くの人々を突き動かし、黒人の象徴として信仰される様になりました。それはロック〜レゲエを生み出し、ダブ、パンク、ヒップホップへと音楽カルチャーへと伝導していった。ボブ・マーリー、バッド・ブレインズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのザック・デ・ラ・ロチャ、スヌープ・ドッグなど様々なジャンルのアーティストがその思想に傾倒したのがその流れを物語っている。

そういった事からバッド・ブレインズのライオンはラスタファリズムを現した黒人の誇りを意味するものであります。

OBEY×BAD BRAINS

 

 

BOB MARLEY

その事実を知る事でバンドへの深みも伺え知ることが出来るでしょう。現在、当店ではOBEYとBAD BRAINSによりカプセルコレクションとボブ・マーリーのデッドストックアイテムのオフィシャルニットキャップを販売していますので、ぜひそちらの方も要チェックして下さい!