【バンドTシャツブームに見た実情】

前回、メタリカTシャツがブームという記事をお伝えしましたが、実はいま日本では空前のバンドTシャツブームが到来しています。

バンドTシャツといえば、90年代に一躍大ブームが巻き起こりました。いま90’sリバイバルが流行の先端でその流れで再びバンドTシャツのムーブメントが巻き起こっています。

 

 

 

 

90年代にはニルヴァーナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなどグランジ/オルタナ、ミクスチャーロック、ラウドロックなど、新たなジャンルを代表するアーティストが続々とシーンを席巻しました。当時、社会現象を巻き起すほどの影響力を全世界に放ちました。

当時のムーブメントを通過している人なら、こんなこと知ってて当然だよ!と思われる方もいらっしゃるかと思います。では何故、わざわざそんなことを書いてるかと言いますと、それを知らなくてそういったアーティストのバンドTシャツを着用している人達が増えている実態に喚起してのことであります。

90年代では芸能人やミュージシャンが着用して流行ったバンドTシャツでも、そのアーティストのことを知っていないと格好悪いという状況だったので、ほとんどの人がそのアーティストのことをくまなく調べ尽くしました。すると、自ずとそのアーティストのことも好きになり、自然と幅が広がって行きました。そうして、数珠つなぎに様々なジャンルに触れ、そして音楽だけではなく、それを通じファッション、アートなどカルチャー全般を吸収する形となりました。

しかし、いつしかそれは薄れ、いまやデザイン先行といった状況下にあります。その一つの要因として、ファストブランドや二流ブランドがパロディーデザインやコラボ商品を大量消費といった形で販売した経緯にあると私は思います。

そう言った商品を販売することに対しては異議はないのですが、売り方に異議はあります。

例えば、パロディーならどのアーティストから借用しているものか、コラボならどんなアーティストなのか、そういった詳細の説明も為されぬまま、ただデザイン重視で店頭に投げ出される。売れなければ当然ディスカウントで原価割れの始末。アーティストの名を利用した企業戦略といったところでしょう。

海外ではそういう型で仕様されるアーティスト達はビッグネームなので、ましてやホームカルチャーなので多くの人が知ってて当然。そういう商品を求める方は知って着ている方が大多数なのです。でも、日本はやはりアウェーなので知らない方が多くて当然。だからこそ、海外と同じやり方ではその商品は活きないのではないでしょうか?

結果、デザインだけの販売需要が高まって、そのアーティストの背景には目もくれず、いちデザインTシャツとして投げ売られるありさま。飽きたらゴミ同然の扱いになるのがオチでしょう。

ちょっとでも企業なりブランドなり、それを販売する店舗なりがもっとその商品に対し説明を加えることで、更なる需要は高まるはずです。

消費者が一人でも多くそれに触れそのアーティストに興味を抱き、CDを購入したりライブやクラブに行く様になれば経済効果は生まれるのではないでしょうか?そうなれば、アーティストにもダイレクトに貢献出来るし、人々の娯楽へと繋がり、幸福を与えられます。

趣味が増えれば楽しみも増える。音楽を聴く楽しみ、ライブやクラブに行く楽しみ、そのライブやクラブに行くための服選び、好きなバンドのTシャツを着る楽しみ、そのバンドを誰かに紹介して気に入って貰えたときの喜び、視野が広がれば喜びも広がる。

だからこそデザインだけに頼らず、その物を紐解くことで豊かさは広がります。それはバンドTシャツ以外にも言える事です。

いま一度見つめ直すべき時かもしれません。私達は愛着をもって多くのバンドTシャツを20年以上にわたり販売しています。少しでもそして一人でも多くの方々にカルチャーを伝える為に。廃れることのないバンドTシャツはファッションとミュージックを繋ぐ永久不滅のアイテムです。

ぜひ、バンドTシャツをお探しの方は当店にてご相談下さいませ。その人に見合った一枚をご選択させて頂きます。そこからファッション、アートへの探求へと共に突き進んでいきましょう!

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