“ユーモアとアイデアで音楽と芸術を結ぶ”

優雅な太陽の日差しが自然と都会を照らす大都市ロサンゼルスの歴史が詰まったサンセットブルーバードに位置するギャラリー『SUBLIMINAL PROJECT』

STEEVE KEENE

STEEVE KEENE

そこはアートを通し、スケートカルチャーやグラフィックなどストリートに根差した作品を展示するスペースとして知られている。

STEEVE KEENE

そこのキュレーターを務めるのがOBEYの代表であるシェパード・フェアリーである。革新的なアイデアとシェパードの人脈で様々なアーティストとコラボレーションすることで、よりストリートカルチャーを世間に広める活動を行なっている。

STEEVE KEENE

現在、そこで「MODULA SYNTHESIS」と題したエキシビジョンが開催され、アメリカのペインターアーティスト”STEVE KEENE”の作品集を展示している。

STEEVE KEENEといえばLP/CDのアルバムジャケットをモチーフにヘタウマなタッチでリメイクする作品が特徴的である。ピカソがハードコアに心酔するときっとこうなっていただろうと感じさせるアートである。彼は過去にPAVEMENTやMERZBOWなどのジャケットワークを手掛けたことでも知られている。

STEEVE KEENE

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なんとも脱力感漂う印象ではあるが、絶妙な雰囲気を醸し出し独特な世界観を描いている。その作品は幅広くDAVID BOWIEやMOTORHEADを始め、THE VELVET UNDERGROUND、JOY DIVISION、THE CLASH、RAMONES、MICHEAL JACKSON、BEASTIE BOYS、GUNS N’ ROSES、MINOR THREAT、NIRVANA、RADIOHEADなど多岐に渡り様々なジャンルのカバーアートを描き特徴を捉えている。

いまみたいにインターネットが普及していなかった時代は、レコードやCDアルバムのジャケットがアーティストを知る入り口、そしてそのアーティストのイメージを湧かせるツールとして貴重性を保っていた。

ダウンロードが主流となったいまは、それほどカバージャケットというものにこだわりが少なくなったのは否めない。それゆえ、特にCDの売り上げが下降している現状である。

カバーアートは一つの作品であり、音楽の一部でもある。芸術と音楽が一体となり素晴らしいものを生み出す。

STEEVE KEENEの作品を見ていると見落としていた物が再発見できる喜びもある。ヘタウマなオリジナリティーが子供から大人までを魅了する。そして世代を超えた繋がりを生み出すのである。

若かりし頃聴いていた音楽を次の世代へと残す、アナログながらも斬新な発想である。おもわず家にあるオリジナルのカバーアートと照らし合わせてみたくなる。そんなノスタルジックでロマンを与えるアーティストである。

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