【DCハードコアの現場にJim Saahあり】

血と汗と唾と安物のアルコールが飛び交い、演者と若者達がエネルギーを通い合せた80年代のDCハードコアシーン。

その中心となったのが、当時MINOR THREATを率いていたイアン・マッケイとジェフ・ネルソンが立ち上げたレーベル「Dischord Records」の面々。

連日連夜にわたり、小さなライブハウスにひしめき合うように折り重なり、ステージもフロアも隔たりなくギグが行なわれていた。

その中、一人のある写真家がそのリアルな一瞬の場面を収め、それが後に歴史に残る一枚として讃えられることなりました。

Jim Saah

DCのパンクシーンを紐解いたドキュメンタリー映画『SALAD DAYS』でも彼の撮り下ろした写真が多く登場する。それはどれも生々しく迫力の伝わる渾身のワンショットであります。

中でもMINOR THREAT、FUGAZIのライブフォトは彼が最も力を注いだ写真で、その数は数千枚にもわたるほど。なぜなら彼らのライブでは、張りつめた緊張感の中、毎回何かが起こり、まったく同じにはならない。その臨場感が彼を虜にした。

その一進一退とも言えるハードコアの現場をリアルに切り取った彼もまたハードコアである。

いま再熱しているハードコアを紐解くにあたり、彼の存在も欠かせないことでしょう。

次回に続く…。

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