FAC 51 – THE HACIENDA

FAC 51

“伝説のクラブ「FAC 51」かく語りき”

70年代後半、パンク・ロックムーブメントの後に誕生したポスト・パンク/ニュー・ウェイヴシーン。

80年代前半には全盛期を迎え、多くの名立たるアーティストが産声を挙げた。その時代に伝説と言われたクラブハウスも誕生し、ムーブメントをさらに押し上げた。

それはロンドン・マンチェスターに位置するクラブハウス『The Haçienda』(ハシエンダ)

FAC 51

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1982年にオープンしたハシエンダはJOY DIVISIONやNEW ORDER、HAPPY MONDAYSらが所属したレーベル”ファクトリー・レコード”が経営に携わった。

当時、JOY DIVISIONを解散して再スタートをきったNEW ORDERを始め、HAPPY MONDAYSやTHE SMITHS、THE JESUS AND MARY CHAIN、MADONNAはイギリスで初めてライブをここで行なった。など数多の著名なアーティストが出演し伝説のギグを繰り広げた。

FAC 51

FAC 51

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80年代後半にはレイブ・カルチャーがここから発信され、新たにTHE STONE ROSESやBLUR、808 STATEなどが代表するマッドチェスター・ムーブメントを巻き起こし、世界規模で注目度は一気に加速した。

しかし、1992年にファクトリー・レコードの倒産が痛手となり、97年には閉鎖という形で伝説は幕を閉じた。現在、跡地はマンションとなっており功績を讃えるかのごとくマンション名はハシエンダと付けられた。

ハシエンダはファクトリー・レコードの創設者の一人でJOY DIVISIONやNEW ORDER、BAUHAUSなどのアルバムアートワークを担当するレーベルのデザイナーPeter Saville(ピーター・サヴィル)がクラブハウスのデザインを手掛けたことでも話題を呼び、黒と黄色のストライプの柱がクラブハウスの象徴デザインとなりそのモダンなイメージが根付き聖地となった。

その先進的なイメージから、クリエイティブな人々が集う場所となりカルチャーが生み出されたのであった。

ちなみにハシエンダのクラブハウスネームに記号の様なFAC 51と付けられた名は、ファクトリー・レコードの方針であるカタログナンバーを示している。

2002年に公開された映画「24 HOUR PARTY PEOPLE」でもファクトリー・レコードについて紐解かれているので興味ある方はぜひ。昨年、夏には本国イギリスでハシエンダをテーマにしたドキュメンタリー映画「DO YOU OWN THE DANCEFLOOR?」も公開され、いまだなお伝説のクラブハウスを惜しむ声が多いようだ。

伝説の復権が熱望されている…。