SUICIDE SQUAD – JOKER

JOKER

【”SUICIDE SQUARD”ジョーカー役ジャレッド・レッドに迫る】

9月10日公開予定のいま最も話題の映画『スーサイド・スクワッド』

スーパーマンやバットマンで知られるアメリカのDCコミックスの悪役が集結した、アンチヒーローたちが繰り広げる傍若無人な奮闘を描いたアクション映画。

 

 

その作中に登場するジョーカーは作品にとって、とても重要な役として注目されている。役を演じるのはいまや俳優としても板についてきたジャレッド・レト。

 

 

ジャレッド・レド(以下レト)は、バンド「30 SECONDS TO MARS」(サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ 以下30STM)のボーカリストとしても知られ、過去サマーソニックフェスティバルに2回出演を果たし、日本でも知名度の高いバンドである。

アメリカ・ルイジアナ出身のレトは、21歳の頃にロサンゼルスへ移住し、ミュージシャンを志しながら、活動の傍ら映画出演のオファーを受けた。

俳優としてのチャンスをものにしたレトは、アカデミー賞を総なめにした戦争映画『シン・レッド・ライン』、ブラッド・ピットとエドワード・ノートンが迫真の演技で描いたバトルムービー『ファイト・クラブ』に出演を果たした。その高い演技力が買われ、麻薬中毒者の役を演じた『レクイエム・フォー・ドリーム』では見事主役に抜擢された。その役柄が高じて、今回の『スーサイド・スクワッド』では精神異常者であるジョーカーに選ばれたのではないだろうかと推測する。

ジョーカーといえば、過去にそういった演技をこなした役者が歴代のジョーカーを演じたことでも知られる。初代にはスティーヴン・キング監督によるホラー映画『シャイニング』で狂気に満ちた殺人鬼ジャック・トランスを演じたジャック・ニコルソンが選ばれた。そして、記憶に新しいのがクリストファー・ノーラン監督によるバットマン・シリーズ「ダークナイト三部作」で、二作目となるジョーカーがほぼ主役となった『ダークナイト』で見事はまり役となりアカデミー賞やゴールデングローブ賞など主要な映画賞を全て受賞するなど高い評価を受けたヒース・レジャーが抜擢された。

しかし、彼はこの作品を最後に帰らぬ人となった。死因は薬物の過剰摂取による、いわゆるオーヴァードーズ(急性薬物中毒)であった。彼もまた過去に『キャンディ』という映画で麻薬中毒の詩人役を演じた。

こうした一連の流れからするに辺り、今作のジョーカー役にレトが抜擢されたのも納得出来る。後は、どういった演技力で魅了してくれるのか期待が高まるところである。

ただ、サントラに彼のバンドが選ばれていないのが残念なところ。OSTの方にはQueenを始め、NirvanaのLithiumのカヴァー、RadioheadのCreepのピアノヴァージョンなどが収録されており、挿入歌も見逃せなく洋楽好きはテンションあがることだろう。

何はともあれ、作品を観るにあたりジョーカー的視線で捉えた見方もありではないだろうか。ウィル・スミス演じるデッドショット、マーゴッド・ロビー演じるハーレイ・クインに負けないタレント性と演技に期待したい。

最後に彼のバンド30STMの名曲「From Yesterday」をお届けしたい。
中国の歴史を描いた大作『ラストエンペラー』がモチーフとなっており、映画並のクオリティーでショートフィルム仕立てになっている。

音楽と映画の世界で生きるジャレッド・レトにスポットライトを当ててみた。

日本ではあまり知られていない人物ではあるが、これをきっかけに日本国内でも認知されればと切に願う。尚、レトは2018年に公開予定となっているサイバーパンクの金字塔を打立てた作品『ブレードランナー』の続編にも出演が決定しているので、そちらの演技も気になるところで今後の活躍にも期待が高まる。