HISTORY OF SOUNDGARDEN

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“庭に咲く図太く可憐な音の華”

ウルトラメガ=超ド級!?というべきか、そんな大胆なタイトルでアルバムデビューを果たし、いまやグランジの始祖とまで呼ばれるようになったシアトルを代表するロックバンド『SOUNDGARDEN』(サウンドガーデン)

1991

1984年にヴォーカルのクリス・コーネルとギタリストのキム・セイルにベーシストの日系人ヒロ・ヤマモトの3人で結成。当初はクリス・コーネルがヴォーカルとドラムを兼任していたが、すぐにスコット・サンドクイストを正式なドラマーとして迎え、本格的に活動を始めた。

翌年にはドラマーのスコットが脱退し、後にPEARL JAMのドラマーとしても知られるマット・キャメロンが加入した。

メンバーも安定するや否や86年にSUB POPレコードと契約を果たした。
SUB POP(サブ・ポップ)といえばいまや巨大なレコードレーベルとしても知られ、多くの良質なアーティストを輩出し続けている。

SOUNDGARDENを始めNIRVANAやMUDHONEYなどがレーベル初期に在籍しグランジ・ブームを牽引するなど一躍その名を轟かせた。

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その翌年の87年、そして88年に立て続けにEPをリリース。同年、BLACK FLAGのグレッグ・ギンのレーベルでSONIC YOUTHやDINOSAUR Jr.らを輩出したSSTレコードに移籍。そこから待望の1stアルバム”Ultramega OK”をリリースした。このアルバムは後にグラミー賞にて最優秀メタル・パフォーマンス賞にノミネートされた。まさに超ド級なバンドの誕生である。

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その勢いで89年にはメジャーレーベルA&Mレコードより2ndアルバム”Louder Than Love”をリリース。グランジの中で一番手にメジャー契約を掴んだ快挙となった。しかし、ツアー前にヒロ・ヤマモトが脱退。急遽バンドはサポートベーシストを招き、ツアーを敢行した。

BLACK SABBATH、LED ZEPPELIN、BLACK FLAGを混ぜ合わせたかの様なヘヴィで呪術的でパンクロックな多国籍な異国情緒溢れる、これぞサウンドガーデンといった印象を決定付けたアルバムとなった。METALLICAのカーク・ハメットが名曲”Enter Sandman”のリフを作るきっかけを与えた一枚だと後に語ったほどである。

翌90年にはベン・シャパードが加入。ようやく不動のメンバーとなり、バンドの快進撃が始まった。

1991

91年、バンドは遂に名盤として呼び声高い三作目となる”Badmotorfinger”をリリース。初の全米トップ40入りを果たし、一気にスターダムへと駆け上がった。以前、紹介した91年の黄金時代を切り拓くきっかけとなった。

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同年には親交の深かったバンドMOTHER LOVE BONEのフロントマン、アンドリュー・ウッドが他界したことを機に、追悼のためPEARL JAMらのメンバーと共にTEMPLE OF THE DOGを結成、そして、最初で最後のアルバムをリリースした。それがきっかけでPEARL JAMらの名前も知れ渡りブレイクする勢みとなった。

GUNS N’ ROSESやSKID ROW、NEIL YOUNGなど多くのミュージシャンらのツアーオープニングでのライブで、着実に結果を残し94年に初来日を敢行。

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そして、遂にバンドは念願の天下取りを果たすこととなった。全米1位、UKトップ10入り、名曲”Black Hole Sun”はグラミー賞最優秀ハード・ロック・パフォーマンス部門、”Spoonman”はグラミー賞最優秀メタル・パフォーマンス部門を受賞したアルバム”Superunknown”をリリース。さらに磨きがかかり躍進まっしぐらとなった。

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96年には通算5作目となる”Down on the Upside”をリリース。 前作までとはいかないもののシングル”Pretty Noose”はグラミー賞最優秀ハード・ロック・パフォーマンス部門にノミネートされ、全米トップ10入りを果たした。

順調に功績を重ね、これからさらなる飛躍を遂げるであろうと思われた最中、97年に燃え尽きたとも捉える発言で突然の解散を宣言した。

あまりにも衝撃的なニュースであり、事実上グランジの終焉を意味するものであった。

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その後、メンバーは各自ソロで活動するなど活発な行動が見られた。キムは2004年にFOO FIGHTERSのデイヴ・グロールのメタルプロジェクトPROBOTに参加。ヴォーカルのクリス・コーネルはしばらくソロで活動した後に、2001年、前年に活動休止を表明したRAGE AGAINST THE MASHINEのザックを除くメンバー3人とスーパーグループ『AUDIOSLAVE』(オーディオスレイヴ)を結成し大きな話題を呼んだ。最高峰の音楽プロデューサーであるリック・ルービンの勧めで加入したクリスは、持ち前の歌唱力でバンドサウンドにも馴染み、リリースした3枚のアルバムはビッグヒットを叩き出した。

RATM再結成のため2007年にクリスが脱退したことによりバンドは活動を終えた。

2009年にクリス抜きで一夜限りでサウンドガーデンは再結成するも…やはりクリスの存在は偉大なものであった。

そんな声が届いたのか、2010年にクリスを含むオリジナルメンバーでの再結成が決まり、ロラパルーザでのヘッドライナー出演するなど健在ぶりをアピールした。

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2012年には再結成後、初となる6thアルバム”King Animal”をリリースした。

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そして2014年、犬猿の仲とされていたNINE INCH NAILSのトレント・レズナーとクリス・コーネルの関係が修復されたことでジョイントツアーが開催され大きな話題を生み出した。

今年に入り、ビッグフェスの出演、来年にはTOOLらとのツアーも控え、まだまだ衰えることなく音楽史に歴史を築いて行くであろう。伝説はまだまだ燃え尽きない…。

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