25 YEARS OF NINJA TUNE

Ninja Tune

“電子忍者の軌跡”

今年、創設から25周年を迎えたレコードレーベルがある。

Ninja Tune

イギリスに拠点を置くクラブミュージックレーベル『Ninja Tune』(ニンジャ・チューン)である。
クラブミュージック好きなら、一度は聴いたことやレーベルロゴを見たことがあるだろう。

遡ること1990年、UKブレイクビーツ界のパイオニア「COLDCUT」(コールドカット)のMatt BlackとJonathan Moreによってレーベルは設立された。

Ninja Tune

COLDCUTとは?:

まず、そこから説明しよう。COLDCUTはコンピュータープログラマーのMattと美術講師であったJonathanによって87年に結成された。イギリスで初のサンプリング・ミュージックを世に送り、新たなダンス・ミュージックの開拓者となった。その後も彼らの持つ高度な技術によってVJ機器を開発するなど、音楽と映像を結びつけたスタイルで今日に至るダンス・ミュージックの型を作り、アンダーワールドやケミカル・ブラザーズと共にUK音楽の一時代を築いたのである。その中、メジャーレーベルでの居心地の悪さから自らレーベルを立ち上げるのであった。

Ninja Tuneの由来とは?:

COLDCUTが来日した際、雑誌の”忍者”の記事からインスピレーションを受けた。そこで触れた忍者の暗躍する佇まいに同調を受け、メジャーとの距離を置くことで自分達の立ち位置を確立させた。

どんなジャンルのアーティストが在籍しているのか?:

初期はテクノやディスコ、ジャズやヒップホップ要素を取り込んだものからアンビエントやロックサウンドのものまで幅広く、その後はビート・ミュージックを得意とするアーティスト達を多く輩出。いまやレーベルが抱えるアーティストの多くは第一線で活躍している人達ばかりである

Ninja Tune
Amon Tobin

Ninja Tune
DJ Food

Ninja Tune
Bonobo

Ninja Tune
The Bug

代表的なアーティストは?:

クラフトワークのカヴァーやサンプリングを駆使することでも知られるレーベルの参謀的とも言えるDJ Food、混沌の世界をエレクトロニック・ミュージックで描く天才Amon Tobin、ジャングル・ミュージックを切り拓いた革命家Congo Nattyなどの古参を始め、BonoboやThe Bug、Falty DL、Lapaluxなどいまのビート・シーンには欠かせないビート/トラック・メイカー、The Cinematic OrchestraやJagga Jazzistなどのニュージャズバンド、Lee BannonやThe Heavy、Lornなどこれからを支えるミュージシャン達が名を連ねる。その他、姉妹レーベルBig Dada、Counter Recordsでも次世代のアーティストを輩出している。DaedelusやDJ Kentaroなどとも交流が深くクラブ・ミュージックシーンにおいてNinja Tuneは欠かせない存在である。

最後にレーベルが目指す先とは?:

めまぐるしく進化する現代においてブレない姿勢で、良質な本来のクラブ・ミュージックを発信し、健全なイメージを築いていくのではないだろか?これから先の未来へ向け更なる進化を遂げることであろう。